(鉄筆)中学校における部活動を…

中学校における部活動を「放課後の多様な取り組み」の一環として評価し、多面的に生徒理解を深め、生徒の居場所づくりにする——。(公財)日本中学校体育連盟は、10月17日に開かれた中教審教育課程企画特別部会による次期学習指導要領に向けたヒアリングで、そんな提案をした。

「放課後の貴重な時間を『社会に開かれた教育課程』と関連づけながら、有意義な時間にする必要がある。次期学習指導要領に向けて授業研究や校内研修、学習評価の充実などに取り組みつつ、教育課程外にある部活動などの放課後の活動をどのように支えていくのか、関係者が知恵を絞り、真剣に取り組むことが求められる」と。

その上で、これからの部活動は、「多様性を尊重する態度、互いのよさを生かして協働する力、リーダーシップやチームワーク、感性、優しさ、思いやりの大切さに気づき、獲得する貴重な体験ができる場にする必要がある」としている。

この中で指摘された「多様性の尊重」については、「多様な活動に目を向けて、自分が学んでいることと社会の関わりや将来のキャリアについて考え、地域や家族とさまざまな友人などとの交流で視野を広げることが、バランスのとれた成長を促すことになる」と強調している。

現在、部活動は、多くの生徒から歓迎されてはいるものの、教員の長時間勤務などの問題点も、長年、山積している。そうした現状の中で、同連盟が目新しい発想を基に、部活動の改革案を打ち出した点は大いに評価できる。学校現場での議論を期待したい。

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