(鉄筆)「チーム学校」の実現に向け…

「チーム学校」の実現に向けて大きく動き出した。文科省が昨年12月の中教審答申を受けて、「学校や教員が心理や福祉などの専門スタッフなどと連携・分担する『チーム学校』の構築」を打ち出し、スクールカウンセラー(SC)、スクールソーシャルワーカー(SSW)の大幅な配置を決めた。

計画によると、平成31年度までに、SCは全公立小・中学校約2万7500校に、SSWは全公立中学校区に約1万人、それぞれ配置する目標を掲げている。専門スタッフのSC、SSWの学校配置は、学校の指導体制に、新たな構図をもたらす。

同省によると、日本の専門スタッフは、養護教諭、養護助教諭、栄養教諭、事務職員、学校栄養職員、学校図書館事務員、用務主事、警護員などで構成されている。関係機関の協力者などを含めると、その数と職種の多さに、いまさらながら驚く。

しかしながら、同省の昨年11月調べによると、義務教育学校の教職員総数に占める教員以外の専門スタッフの割合は、日本は教員が82%で専門スタッフが18%。これに対しアメリカは、教員56%、専門スタッフ44%。イギリスはさらに、教員51%、専門スタッフ49%。イギリスは何とほぼ半々なのだ。

アメリカの専門スタッフは、ソーシャルワーカー、医療言語聴覚士、就職支援員など。イギリスの場合は、司書、メンター(助言者)、医療・看護職員などを指す。いずれの国のケースが優れているかは別にして、日本は、財務の天井を突き破り、世界の範となるような指導組織を築き上げてもらいたい。

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