(鉄筆)2月1日にNHK総合の…

2月1日にNHK総合の首都圏ネットワーク(関東1都5県へのローカル情報番組)で放送された「ピーク迎える中学校受験 常識覆す試験が登場!」は、東京都内の私立中学校入試の様変わりを見事に報じていた。

「思考力型試験」が広がりを見せ、模擬試験を実施している首都圏模試センターによると、南関東1都3県では109校が募集定員の一部でこの試験を取り入れ、2年前に比べて倍以上に増えているという。

板橋区にある日本大学豊山女子中学校は、平成29年度入試で新たに思考力型試験を図書館で実施。受験生が、本やインターネットを使って調べられるようにするためだ。文京区の東洋大学京北中学校では、ある言葉について自問自答する思考力型を取り入れた。「家族」や「遊び」などを考えるもので、同校では2年前から「哲学教育」の名のもとに実施している。

「導入が進む思考力型試験」の背景について日本大学豊山女子中学校の柳澤一恵校長は「大学入試センター試験が4年後に大きく変わる。新たな試験では思考力などを問う記述式が加わる見通しで、それを見据えた動きが中学入試にも広がっている」と話していた。

番組では「取材して、学校側に、大学入試の変化に追いつかなければならないという強い思いを感じた。思考力を伸ばすためには入試だけなく授業の内容も問われてくるのではないか」とコメント。高大接続・大学入試改革は、実はこうした波及効果を狙ったものともいえる。今後、単なる入試テクニックとしての思考力攻略などに脱しないでほしい。

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