(鉄筆)文科省の「子供の読書活動推進…

文科省の「子供の読書活動推進に関する有識者会議」が12月12日に開かれた。この会議は、法律に基づき、「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定するもので、今年度は、平成25年5月に行われた現行の第3次基本計画策定から5年目を迎えたことから、次期(第4期)基本計画の策定に向けて協議したもの。

この日の会議では、最終的な「論点まとめ」について協議、新たな読書活動の推進策として、「学校図書館の充実」を強く打ち出している。その上で、「校長は学校図書館の館長としての役割も担っており、校長のリーダーシップの下、計画的・組織的に学校図書館の運営がなされるよう努めること」としている。

「校長を学校図書館の館長に」という発想は、これまで希薄だっただけに、十分検討に値するのではないか。まして新学習指導要領で、学校ぐるみの指導体制の構築が求められているだけに、校長の役割は大いに期待してもよいのではないか。

これ以外の「読書指導」の振興策について各委員からは、「読書は必ずしも紙媒体だけで成り立つものではない。デジタル資料をもっと視野に入れるべきだ」「東京・江戸川区では、読書の質を上げる『読書科』という科目を設置している」「教員の多忙感が増すと、働き方改革に逆行することになる。司書教諭を重視した政策も考える必要がある」などの意見が出された。

紙媒体中心の従来の学校図書館から脱皮し、ICTの利用などを視野に入れた、「知の殿堂」とも言える学校図書館に変容させてほしいものだ。