(鉄筆)3月1日に開かれた参院予算委員会で…

3月1日に開かれた参院予算委員会で、「教育問題」が大きく取り上げられた。「人づくり革命」の一環で、自民党の二之湯武史議員が質問したもので、この1月に経産省が設置した「未来の教室」とEdTech研究会(エデュテック、EducationとTechnologyを組み合わせた造語)に関することだった。経産省によると、先進諸国では「創造性」「課題解決力」「科学技術」を重視した教育改革が進み、世界的に人材開発競争が激化する中、日本の教育現場は、産業・地方創生の未来を切り開く人材(チェンジ・メーカー)を育てる場へと進化していく必要があるとしている。

その上で、「個々の興味関心・習熟度に応じて学びを提供するプログラム」「どこでも最高の講義を受けられる大規模公開オンライン講座」「探究的な学びを提供するサービス」などをあげた。こうした問題意識から「就学前教育・学校教育・リカレント教育の場の未来の姿(「未来の教室」)と、必要なEdTechの開発の方向性、その導入に向けた課題を検討するために研究会を設置した」という。

この「未来の教室」が今後の学校教育にどのような影響を及ぼすかは未知数だが、傍観視することはできない。その審議の経緯をしっかりと見守ってほしいものだ。

この研究会の委員(14人)の多彩な顔ぶれに驚いた。公立中学校長も入っているが、従来の文科省の審議会委員以外の人たちが目立つ。研究会のとりまとめは、この5月末にも予定されているが、文科省の対応が注目される。なお、審議の模様は、NHK総合テレビで中継された。