(鉄筆)学校を1日も欠席せずに…

学校を1日も欠席せずに登校した児童生徒に与えられる特別な賞「皆勤賞」の是非を巡り、ネット上で論争が続いている。

学校の場合の「皆勤賞」とは、「その年度の終わりや卒業式の前、または卒業式と同時に皆勤賞の表彰式が行われ、賞状などが贈呈される。賞状を贈らず、全校生徒の前でたたえるのみといった学校もある。賞と一緒に副賞として記念品が贈られることもある」(ウィキペディア)。

これを素直に解釈すれば、何ら問題はなさそうだが、学校という教育機関の難しさは、ここでも露呈し、是非論にまで及んでいる。賛成派からは、「偉いことではないが、当時の私にとっては、小さな誇りだった」「健康だけが取り柄の子もいるのだから皆勤だって褒めた方がいい」といった意見、否定派からは「皆勤賞のために無理をさせるという本末転倒な姿勢が問題だ」「皆勤賞は休まないことが偉いという価値観を子供に押し付けている」などの意見で、否定派が上回っているようだ。海外のある母親からは、「息子が風邪をひいたり、病気になったりしなかったのは、単に運が良かっただけで、〝運〟に賞を贈られるべきではない」との意見もあった。

「皆勤賞」の扱いは、その是非論の視点から論じるべきではない。病気、けがなどのアクシデントによる欠席は、不可抗力の問題ではないか。一方で、「皆勤賞」の資格者には、何らかの形で、褒めたたえることも忘れてはならない。その努力には、何らかの形で報いる必要がある。担任の先生方の裁量に期待したい。