(鉄筆)今春、広島県の小学校で、「校則で正式にあだ名を禁止」…

今春、広島県の小学校で、「校則で正式にあだ名を禁止」というニュースがテレビなどで取り上げられたため、話題になっている。ただ、賛否両論が根強い問題だけに、なかなか決着がつかず、「禁止」という措置がどのような影響を及ぼすか、注目される。この問題を特集しているサイト「e―情報.com」によると、「子供のあだ名は禁止すべきだ」という禁止令賛成派の主張は、「小・中学校では、変なあだ名がいじめの原因になりやすい」「教師はクラス全員のあだ名まで把握できないため、全体で禁止しておく必要がある」。一方、「あだ名はあったほうがよい」という禁止令反対派の主張は、「円滑なコミュニケーションに必須」などを挙げている。

「あだ名がいじめの原因になる」とする禁止令賛成派は、「のび太」というあだ名をつけ、気が弱かったり運動があまりできない子をからかい、いじめの対象にするケースが多いという。

ただ、「ネガティブなあだ名だからといって、いじめられっ子とは限らない」という主張もある。「性格が明るく、クラスでも人気があって、『メガネをかけている』という外見だけで『のび太』と呼ばれるケースもある。この場合、『のび太』というあだ名で、いじめられているわけではないので、あだ名を禁止する必要はない」という考えだ。

結論として、ここでは、「あだ名には良い面もあれば悪い面もある」と、一応、肯定した上で、「あだ名が原因でいじめが起こるような事態になる危険性を考えた場合、広島県の全面禁止措置は評価する」としている。この考え方を支持したい。