(鉄筆)世界中を熱狂させたサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。…

世界中を熱狂させたサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。数多くの話題を集めたが、中でも、日本人サポーターが試合終了後、ごみ袋を持ってスタジアムの座席の間を歩き回り、開場時と同じくらいきれいに片付けた行為が世界から称賛されている。

英BBCなどの海外メディアは、このごみ拾いがセネガルやウルグアイのサポーターにも広がっていることを伝えている。中でも、対戦相手だったコロンビアの新聞は、「日本的文化と規律を示した行為だ。日本人サポーターを祝福するコロンビアファンの姿が多く、スポーツマンシップにあふれる光景だった」と絶賛。

ネット上でもさまざまなコメントが寄せられている。中には「当たり前のこと」「清掃員の仕事を奪うのか」など批判的な意見もあるが、「サッカー試合後、皆で自主的にごみ拾いするって、すごく平和で見ている人も和むよね。常日頃から何事にも感謝することの大切さを教えてくれる」との投稿もある。

日本在住の外国人も肯定的に見る。大阪大学人間科学部のスコット・ノース教授は、「サッカーの試合後の掃除は、学校で習った基本的な習慣の延長だ。子供たちは教室や廊下を掃除する。責任感を持って、地球を守る必要性を表明するのに、W杯以上の場所はない」と指摘する(BBCニュース)。

日本人は、幼いころから、掃除の習慣を身に付ける、独自の教育を受けてきた。「きれいに片付ける」のは、ごく自然な行為で、世界から絶賛されることに、むしろ戸惑いを感じるのではないか。

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