(鉄筆)2018年は「リカレント教育元年」…

2018年は「リカレント教育元年」といわれているが、そのような動きはあまり伝わってこない。リカレント教育とは、基礎教育を終えて社会人になったあと、就労に生かすために学び直し、また就労するというサイクルを繰り返すこと。OECD(経済協力開発機構)が提唱する生涯教育構想の一環である。

1970年代にはすでに概念が明らかにされ各国に普及していったが、日本においてその存在がクローズアップされるようになったのは、2017年11月の第3回「人生100年時代構想会議」以降である。会議の席上、安倍首相はリカレント教育の普及と財源投入を宣言した。

背景には社会環境の急激な変化がある。終身雇用制が当たり前であった時代には、仕事する上で必要な知識やスキルは企業のOJT教育で習得できた。……

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