(鉄筆)小学校英語科(3、4年生は「外国語活動」)の…

 小学校英語科(3、4年生は「外国語活動」)の移行措置が始まっている。多くの学校で手探りの指導が行われているが、10月3日の東洋経済オンラインに、教員が陥りがちな教え方に警鐘を鳴らす記事が掲載された。長年子供の英語教育に携わってきたラボ教育センター教育事業局長の木原竜平氏による「小学校の英語教育に潜む3つの深刻な『わな』」と題するレポートである。

「わな」とは、(1)例文中の単語を言い換えるパターン・プラクティスを繰り返す(2)子供自らに気づきを与えない指導を行っている(3)点数やテストの「評価」にこだわりすぎる――の3つ

(1)は単なる「言い換えゲーム」にすぎず、自分の言いたいことを気持ちを伴って発語することにより言葉を身に付ける子供には効果がないという。(2)は体系的に英語を教える授業の形をとると、子供たち自身が「文章は大文字で始まる」「複数形の単語にはsが付く」といった違いに気づくことができず、学びへの意欲も持ちづらい。(3)は点数を上げるために学んだものは、テストが終わると忘れてしまい、結果として身に付かない可能性がある。

これらが陥りやすい「わな」であるのは、いずれも中学校では一般的な指導方法だからだ。現在、指導のよりどころとして文科省が作成した教材『We Can!』が活用されているが、指導方法によっては中学の英語の授業のようになる危険もはらんでいると木原氏は指摘する。移行期間だからこそ、指導方法は練り直す余地がある。子供が英語に興味を持てる授業を目指したい。