(鉄筆)先日公表された問題行動調査によると……

 先日公表された問題行動調査によると、2017年度に小・中・高校から報告のあった児童生徒の自殺者数は250人だった。これはアイドル歌手の飛び降り自殺以降、青少年の群発自殺が起こった1986年以来の多さである。全体の自殺者数が減少傾向にある中でも、児童生徒の自殺は減っていない。

 自殺した児童生徒が対峙(たいじ)していた問題には「進路問題」「家庭不和」「えん世」に加え「いじめ」もあった。だが半数以上は「不明」。理由を明かさぬまま世を去ってしまった子の親の心情を思うと胸がふさぐ。

 政府は17年7月に自殺総合対策大綱を閣議決定し、今年1月には自殺予防教育の推進を求める通知を文科・厚労両省の連名で発出。……

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