(鉄筆)最も「評判の良い国」はどこか…

最も「評判の良い国」はどこか――米調査会社、レピュテーション・インスティテュートが毎年ランキング形式で発表する「世界で評判の良い国」によると、2018年の第1位となったのはスウェーデン。2位以下はフィンランド、スイス、ノルウェーと北欧諸国が続いた。自然や街並みの美しさはもちろん、生活の質の高さや社会の成熟度が高い評価を獲得した。

偶然か必然か、これらの国に共通するのは世界的に優れた教育システムを持つ点だ。公教育に多くの予算を投じ、早い段階から子供の主体性や自立性を育む各国の学力水準は高く、OECDの学習到達度調査(PISA)でも好成績を収めている。

また、多くの移民を受け入れ、性的少数者の人権に関する法整備をいち早く進めてきたスウェーデンは「多様性」の先進国でもある。日本の教育現場で取り入れようとしていることの多くが、北欧諸国では文化として根付き始めている。

国の評判というのは当然、自然環境や建造物、街並みといったハードも大きな要素であろうが、本質はその国の文化、社会を形づくっているソフト、つまり人の力にある。ひいては国力にも通じていくところがあるのではないか。

ちなみに同ランキングでの日本の順位は8位で、17年から4位上昇した。日本の治安の良さや秩序を守る国民性、きめ細やかなサービスは外国から高く評価されている。

この評価を上げるか下げるかは、今後の教育が鍵を握っているのかもしれない。五輪を前に注目が集まりつつある今こそ考えてみたいテーマである。

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