(鉄筆)中教審答申によれば今次の学習指導要領の……

中教審答申によれば、今次の学習指導要領の改訂は2030年以降の社会の在り方を見据えて行ったと述べている。2030年ごろの社会はどのようになっているのだろうか。

国際経済学者の西川潤氏は著書『2030年未来への選択』(日経プレミアシリーズ)で社会変化に関わる変数として人口、食糧、資源・エネルギー、コモンズ(人類が共有すべき環境、資源、社会インフラなど)を挙げる。2030年には世界人口は90億人へと増えるとともに高齢化が進み、人口と食糧のバランス問題がクローズアップされてくる。グローバリゼーションの進展によって資源の不平等、社会格差の拡大、土地・食料・資源等の争奪戦が激化し、国際協調が破綻し、地球環境の悪化、社会分裂が進む。

こうした状況を踏まえると成長と環境の調和、底辺層の人権を配慮した学校教育が必然となる。……

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