(鉄筆)「令和」の時代を迎えた。この令和が、……

「令和」の時代を迎えた。この令和が、子供たちにとって、安倍総理の記者会見の言葉のように「明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせる」時代であってほしいと切に願っている。

先日、国立青少年教育振興機構が主催する、昨年度(第40回)の「少年の主張全国大会」のVTRを見る機会があった。参加中学校は4157校、参加生徒数は52万人余、全中学校生徒の実に6人に1人が参加するという大きな大会である。

各都道府県の代表から選ばれた12人のスピーチは、「溢(あふ)れる思い、紡ぐ言葉、伝える未来」のキャッチフレーズそのままに、聞き手に深い感銘を与えるものであった。12人のスピーチに共通していたことは、身近な生活の中から、直面する課題を自らのものとして正対し、その解決に向けて一歩を踏み出す勇気であり、他者と認め合い、他者の喜びを自らの喜びとする優しさである。

まだ見ぬ未来は、期待感も大きくありながら不透明性も色濃く漂う。しかし、「未来は自分で創るもの。これが未来を予測する最も簡単な方法だ」と、「パソコンの父」と称されるアラン・ケイが言った通り、12人の主張を聞いて、改めてこれからの中学生が創る未来社会は明るく、心豊かなものになるに違いないと確信した。

「明日への希望とそれぞれの花を大きく咲かせる」未来社会に向けて、今、われわれがなすべきは、子供たちに内在する「勇気と優しさ」を引き出し、後押しし、その成長を温かく見守ることと言葉掛けではないかと思う。

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