教育実習を教採に生かす

教育実習で遅刻しそう、体調不良になってしまった、就活と日程が重なってしまった、子供たちから連絡先を聞かれた…。教育実習では、大学をしばらく離れ、「先生」として振る舞う最初の機会。実習中の思いがけないトラブルや疑問の対応方法をご紹介します。

交通機関が遅延した

慌てずに行動しましょう。「遅延が発生して遅刻する可能性が高い」と分かったタイミングで一番初めにやるべきなのは、実習先に電話することです。仮に急げば間に合う可能性があったとしても、乗り換えなど降車できるタイミングで、「遅刻する可能性がある」という旨を連絡しましょう。メールができる場合でも、電話の方が望ましいです。

その理由は、仮に遅れた場合も授業を見送ることはできないからです。実習生が授業する予定だった場合は、代わりに指導教員などが対応する必要があり、少しでも早く知っておくべきことです。

急な体調不良に見舞われた

すぐに学校に電話して、状況を詳しく伝えます。その後、所属大学の担当部署にも連絡を入れましょう。

インフルエンザなど感染症の恐れがある場合は、その後の実習に影響が出ますので、必ず病院等へ行って診察を受けて治療に専念するとともに、実習については学校・大学の指示に沿って対応してください。

就職活動と日程が重なってしまった

民間企業の就職活動と掛け持ちをしている方の中には、実習期間中に面接日を指定されることもあります。そうした場合、就活の進行度合いによりますが、実習の方が日程変更が難しい、と考えておきましょう。可能なら企業に事情を伝え、面接日の変更等を打診しましょう。

SNSには特に注意!

教育実習中のSNSの使用については、細心の注意を払いましょう。教育実習での出来事や、教員・児童生徒について書き込む行為は、匿名や写真のみであっても絶対に行ってはいけません。

また、携帯電話などを使って、児童生徒と私的なやり取りをする行為も絶対にしてはいけません。特に中高の場合、「先生、アドレス教えて」などと言われる可能性もあります。その場合も、必ず「それは駄目ことになっている」と断るようにしましょう。

なお、授業後の板書や教材を写真に残したい場合は、必ず指導教員に確認しましょう。子供たちの写真は、(指導教員の計らいで記念写真を撮る、などを除き)控えるようにしてください。

「職員室の一員」として振る舞おう

学校には、教職員だけでなく、保護者をはじめいろいろな人が出入りします。常に「職員室の一員」として、正規教員と同様の対応が求められます。実習中は「学生ではなく先生」という意識を持って臨みましょう。

「職員室の一員」として守るべきマナーには、具体的に以下のようなものがあります。ぜひ参考にしてください。

実習中の基本的なマナー
  • 髪型・服装などの身だしなみを整える(茶髪・ピアス着用等は控えましょう)
  • 礼儀正しい言葉遣いを心掛ける
  • 人の話にはしっかりと耳を傾ける(必要に応じてメモを取る)
  • 時間厳守を心掛ける(遅刻は厳禁、授業や会議には遅れない)
  • 携帯電話は原則として使用しない(校内では電源を切るかマナーモード)
  • 通勤は公共交通機関を利用する
  • 学校の施設・設備や教具を使う場合は、事前に許可を取る

新年度になれば、教育実習の準備を始めなくてはならない。多くは6月に実施される。教育実習で学校現場を体験する受験生も少なくないだろう。教育実習は、教員採用試験に臨む上でも重要な知識、技能、示唆を与えてくれる貴重な機会であり、これをぜひ有効なものとするために、適切な準備を進めたい。

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