*教員採用試験/教員採用ジャーナル

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

多くの自治体で2次試験がスタートしている。教員になる上での最終関門。「くだらないこと」で泣きを見ないよう、万全を期して臨んでほしい。 「くだらないこと」の一つに、当日の身だしなみが挙げられる。面接試験では、第一印象が合否を決める。好印象を持ってもらうためにも、当日の朝は入念に鏡を見て、身だしなみを整えてほしい。完璧だと思って家を出ても、試験会場へ着くまでの間に乱れることもある。直前にもトイレなどで鏡を見て、髪型やネクタイの乱れがないかを確認するとよい。教員は人前に出る仕事ゆえ、だらしがない印象を与えれば、面接官は容赦なく低評価をつける。 男性はスーツの雨ぶた(ポケットの上に付いたふた)を外に出し、ポケットに物を入れすぎないよう気を付けたい。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

教員採用試験の元面接官から、面接試験における「印象の悪い言動」について、よく話を聞く。中には、民間企業においては問題がないとされているものもあるので、いくつか紹介したい。 一つ目は「視線を外す」こと。面接官が複数人いる場合、民間企業の採用面接では、「目線を配りながら話すのが良い」とされる。しかし教員採用試験では、そうした「目配り」を好まない面接官が多い。質疑応答中は、質問者だけを見て話す方が無難であろう。 また質疑応答中、視線はできるだけ外さない方がよい。……

2次試験直前対策として「模擬授業のポイント」をみてみよう。当紙面で「合格する模擬授業」を連載しているが、模擬授業を実施する自治体が多いこと、現役の学生受験者は経験上不利であることから、改めて留意点を考えてみたい。
○実施形態をきちんと知る
簡単にいうと模擬授業とは、実際に教壇に立ったと想定しての授業シミュレーションである。 実施形態は自治体によって異なるが、会場に教壇と黒板が用意され、児童生徒が目の前にいると想定して行うのが一般的。……

eye-catch_1024-768_kenmochi帝京科学大学教育人間科学部教授 釼持 勉

教員採用選考一次の結果を受け取り、次に向けての意識が高まってきていることと思う。模擬授業を実施する自治体の受験生は、次の事項に留意し、準備を怠ることのないようにしたい。 ①小学校は教科別(国語、算数、理解、社会、道徳、体育、外国語活動他)の指導案、中・高校は主要教科の領域別指導案を手元に用意する ②基本の学習過程が身に付いている(技能教科の例示)……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

先日、知人の校長が「人に使われるのが嫌だから教師になった」と、三十数年前の志望動機について語っていた。教員はかつて「職人的」「一匹おおかみ的」な職業と言われていたことから、当時はそうしたイメージを持って志望する人も少なくなかったであろう。現在においても、教員の仕事の大半は単独で遂行する。授業は基本的に一人で担い、その準備なども一人で行う。細かなことに周囲の教員が口を挟んでくることはないし、民間企業のように同僚と協力しながら何かを作り上げるような機会も少ない。しかし、この仕事を「職人的」「一匹おおかみ的」に捉えて教採試験に臨めば、痛い目に遭う。面接試験で「一人で仕事をしたいから」「周囲と協力するのが苦手だから」などと志望動機を述べようものなら、大幅に減点されるに違いない。 教員組織はかつて「鍋ぶた型」と呼ばれ、校長と教頭だけが飛び出ていて、他の教員は横並びとされていた。……

eye-catch_1024-768_kamiya2017kei塾主任講師 神谷正孝

気になる言葉は調べる習慣を
 
 皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。今年受験されている方は、1次試験お疲れさまでした。また、1次合格された方、これからが本番です。そうしたことも踏まえて、今回取り上げるのは、「面接でも問われる専門用語」についてです。面接や論文試験において、「知っていることを前提に問われること」も多くあります。1次対策としてこのコンテンツを利用している方も必見です。筆記試験でも出題されています!
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◆アウトカム指標
基本的には「成果・結果」の意味です。「アウトカム指標」とは、施策や事業の実施によって得られる効果や成果を表す指標を指します。直接的な成果物ではなく、それを実現することで得られる間接的な効果が成果(アウトカム)です。 例えば、授業時数を増加させることは直接発生した成果物・事業量(=アウトプット)であり、その実施によって学力が向上することが成果(=アウトカム)と言えるでしょう。
◆アカウンタビリティー
直訳すれば「説明責任」となります。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

新聞・テレビ、書籍などには、使用を控えるべき「差別用語」がある。具体的に、視覚・聴覚障害者や体の不自由な人、理性の欠如した人などを意味する蔑称(ここでは挙げられない)が差別用語(放送禁止用語)としてリスト化され、各社とも不使用を徹底している。テレビの生放送などでうっかり誰かがしゃべってしまえば、後で司会が謝罪することになる。 当然のことだが、これら差別用語は教員採用試験の論文・面接においても、使用してはならない。使用すれば常識を疑われ、悪気の有無に関係なく減点される。差別用語の中には、少し意外なものもあるので、事前にネットなどで確認しておくとよい。 教員採用試験においては、これら差別用語以外にも、使用が望ましくない用語がある。……

ここ数年、教職志望者の減少が指摘されている。いわゆるブラック部活動など教師の仕事の大変さばかりがクローズアップされたり、加えて民間企業の採用が好調であったりすることがその要因であろうか。いうまでもなく、教師はやりがいと魅力のある職業である。ここでは、元全日本中学校会長で「教育新聞」論説委員室顧問である佐野金吾氏に、教職志望者に向け、改めて教師という仕事の素晴らしさをつづってもらった。面接では、教職への熱意を語ることが必要とされている。ぜひ参考にもしてもらいたい。

生徒とともに成長を続ける 熱意を傾けられる仕事として

生徒の成長に感動する
教師は、生徒の心と体の成長に大きく関わっている職業です。特に中学生は子供から大人へと心身共に急激に成長していきますので、教師はその姿を身近に感じ、見守り、支援に深く関わることになります。 中学校生活を通して最も感動的な場面は卒業式でしょう。特に、初めての学級担任として生徒と共に過ごした3年間、そして教職生活最初の卒業生を送り出す卒業式、立派に成長した姿に接したときの感動は、生涯忘れることはできないでしょう。 この感動こそが教師としての原動力です。……

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  この時期、教員採用選考の1次試験を終えて、2次に向けての取り組みを始めた受験者が多いと思う。その際、個人面接、集団討論、実技などを優先し、模擬授業にウエートをおいた取り組みはどうしても滞る傾向がある。  では、模擬授業に臨むに当たって、何をどう整理していけばよいか。 (1)板書力を確かめる……

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テーマ
教師になって壁にぶつかり、どうしようもなくなってしまったとき、どのように対処しますか。
○回答
◯ 一人で抱え込んで悩んでいても解決しそうにない問題は、仲間や上司に相談します。現状を自分なりに整理して、初任者指導担当や学年主任の先生に相談し、指導を受けて対処します。 また、日頃から指導法や教材のアイデアを聞いたり話したりできるようにして、相談できる友達や先輩との関係を大事にするように努めます。私は教育実習で、先生方は自分から聞いたり質問したりすると、親身になって教えてくださることを経験しました。 この経験から、一人で抱え込んで悩まず、経験豊かな先生方の助言を受けて、対処の仕方を決めていこうと考えています。……