*教員採用試験/教員採用ジャーナル

特別支援教育は、教採試験において取り上げられる頻度の高い事項である。筆記試験、面接等でも関連の質問がよく出される。今年4月に「障害者差別解消法」が施行されたが、これは学校教育現場にも大きな関連がある。特別支援教育に関して的確に勉強することが望まれる。

皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。10月、文部科学省から平成27年度の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(問題行動調査)」の結果が公表されました。本紙面においても考察がなされているところですが、採用試験対策としてどこに注目すべきか、ポイントを整理してみたいと思います。今回は、「いじめ」問題を取り上げたいと思います。

・特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議「特別支援教育の在り方について(最終報告)」(平成15年3月)

元東京都公立中学校長 磯谷律子   ○集団討論を攻略しよう 1 集団討論((1)概要(2)取り組み方) 今回は、「2・取り組み方」について解説する。 1.テーマの意図を明確に把握分析し、自分の論点をしっかり持って述べる。 2.意見は簡潔・論理的・多面的に、そして具体例も挙げながら述べる。千葉県、栃木県をはじめ、1分以内の応答を求める自治体が多い。 3.互いの意見を尊重し、その意見を比較検討しながら、要所要所でまとめていく発言をする。さらに結論を導き出す方向で意見を述べる。 4.他の受験者の意見をしっかり聞きながら、それがよい意見だと思ったら評価し、自分の考えを付加して、話し合いが発展するように述べる。 5.どのような質問に対しても、常に冷静で誠実な受け答えをする。 6.自分の意見と異なったり、反論されたりしたとき、「私は○○と思うのですが、いかがでしょうか」とソフトな言い方をする。同じ意見のときには「Aさんのおっしゃるように、私も○○と思います」、追加するときは「Aさんのおっしゃることと似ているのですが、さらに□□を新たな提案として付け加えたいと思います」と言う。 討論の中で(1)課題の焦点化(2)課題の深化(3)課題解決策への道筋(収束への転換)の流れを意識して、話し合いの方向付けを促していくことが重要である。 よくある質問(受験者からの質問) 質問1「討論を始めてください、と言われたら、他の出方をうかがわず、第一声を発した方が良いか」 回答=最初に発言することや司会的な役割をすることでの加点はない。しかし、一度発言するとその後もスムーズに発言できるよさはある。 質問2「本筋から外れそうになったときは、どうすれば良いか」 回答=共感しながら修正する。例えば「対象学年の捉え方について少し考えてみませんか」「○のためには○が重要なので○○という捉え方はどうですか」など。 質問3「やってはいけないことは何か」 回答=自説を曲げない、他の人の意見を真っ向から否定する、同じ発言を繰り返す、発言の場を独占する、など。興奮した態度や上から目線なものの言い方が最も嫌われる。 質問4「逆にやった方が良いことは何か」 回答=他の受験者が話しているときには、傾聴の姿勢を示す(うなずく、相手の方に顔を向けるなど)と良い。 質問5「他に気を付けなければならないことは何か」 回答=癖に注意。肘を突く、足を組む、髪の毛を触る、貧乏ゆすりをする、眼をぱちぱちする、筆記用具で机をトントンたたく、などが出てしまうのであれば、日頃から気を付ける。 結論を求める自治体の場合は、「○○分たちましたので、そろそろ、まとめませんか」「一人ひとり、まとめを言いませんか」と収束の発言をすると良い。

文科省の平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」が、さきごろ公表された。いじめ、不登校などの実態を調査したもの。いじめはいうまでもなく、学校教育現場において最も喫緊の課題である。いじめによる事案の報道も多く、社会全体の関心を呼んでいる。当然、これらの問題行動は、教員採用試験において面接や論作文など取り上げられる場合が多い。その動向、概要を学び、問題行動に対する自分自身の考えをしっかりとまとめておきたい。

〈質問〉 授業中、子供が突然泣き出しました。どうしますか。

テーマ 自分が教員に向いていると思うのはどのようなところですか。逆に、向いてないと思うのはどのようなところですか。

前回の当紙面「教採対策」で、初任者研修がどのように実施されているのか、その説明を紹介した。ここでは、どのような内容を学んでいくのか、その内容を埼玉県教委が作成した新任教員のための手引である『教師となって第一歩』の目次から見てみよう。参考にしてもらいたい。この手引は、埼玉県立総合教育センターのホームページで閲覧できる。

平成29年度公立学校教員採用選考の実施状況を本紙調べで集計した。 全国69県市の平均倍率は、前年度から0・2ポイント下がり4・7倍となった。最終合格者は3万3397人で、前年度から1.0%(360人)減少している。受験者は16万115人で、前年度(16万9804人)から5.7%(9689人)減少した。受験者は平成26年度採用から徐々に減り、過去6年間で最も少ない倍率となっている。

29年度の教採試験もほぼ合格発表がなされ、合格者は念願をかなえホッとしていることだろう。晴れて教壇に立つ姿を想像して、喜びをかみしめているかもしれない。だが、教員になれば、厳しい現実に立ち向かわなくてはならなくなる。