【連載】達人が伝える面接マナーの極意 第3回

SFT㈱代表取締役社長 土田萬里子

 

あなたの笑顔と眼力で面接官を虜にしよう

何を考えているのかわからない、表情がなくつかみにくい人が多いといわれる中で、どのような気分の時でも相手に「不快」を与えないようにするスマイルトレーニングは、職場や、面接の場面でも効果を発揮します。

「笑顔」は人を幸せにするもの、作り物ではなく心から笑顔でいられるようになるにはいつも相手に「感謝の気持ちと思いやりの心」が必要ですが、「そんなこといってはいられない」ときこそ、表情作りをしてください。

●アイコンタクトの効果

「アイコンタクト」はご承知のように相手とのコミュニケーションや、プレゼンテーション、情報伝達時には欠かせないものですが、絶えず相手にコンタクトを送ることで、聴き手の反応をつかみ取ることができ、瞬間一体感を感じることもできます。眼力を送ることで相手は見られている気配を強く感じ、引き寄せられることになるのです。面接官の心をまず掴み、虜にしましょう。

●一瞬の表情・一瞥がすべてをふいにする

虜になった面接官はあなたの好感度に大いに反応し、期待値が高まっています。そんなときにあなたの知らない癖や、表情の変化が感じの悪いものだと一瞬のうちに期待は落胆に変わり、すべてをふいにする恐れさえあります。性格や技能の自己分析をするだけでなく、あなたの行動パターンも分析し、好感度よく示せるよう表情トレーニングをしてください。

一瞬口が歪む、瞬きが多すぎる、口は閉じているのにあごが動き、ガムを噛んでいるように見える、ちらっと人を見る、落ち着かないときょろきょろ目線が動く、話し終わると口が開いているなど、かつて誰かに指摘されたことがあるにもかかわらず、本人は見えていないので直せない人もいます。

初対面の人はあなたの癖であることも知りません。「不快」なだけですから、まずは認知している人は直すよう生活をすること。知らない癖は身近な人に聞いて探してみること。貧乏ゆすりや、鼻をこする、髪の毛に触る、目をこする、目を細める、唇をなめる等、とても気になるものです。探してみましょう。

マナーコラム

教員面接試験は猛暑のころに始まる。就職採用担当者にインターネットでアンケートを行ったビジネススーツの大手メーカーの結果を見てみると、クールビズで面接官が対応するところは64%となっている。受験者がクールビズで参加した場合、採用基準に影響があるかどうかの問いには「ある・NG」は6.8%、「ややある」25.2%、つまり半数以上は影響ないようだ。

採用試験のポイントには影響はしないものの、面接官が、「見た目は気になる、やや気になる」は、94.2%になっている。また面接官の受け入れ具合はスーツにノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツの順に下がってくる。

職場ではクールビズを提唱、半袖ユニフォームを夏場に着用するところも増えている。節電、作業効率を考えてもこれは結構なことだ。しかし面接官がスーツを着ているのに、受験者が軽い服装では礼儀に反する。気になる人が相当多くいるわけだから、暑さを感じさせないきりっとした着こなしで臨むためには、早めに入り汗がひいてから身だしなみを整えることが必要だ。