【連載】どう答える? 場面指導 第2回

元全国小学校道徳教育研究会会長 馬場喜久雄

工夫するというやる気を

〈質問〉 子どもたちに、話をしようとしても、少しも集中してくれません。そのときあなたは、どうしますか。

□ ■ □

A1 笛を吹いたり、手をたたいて、こちらに顔を向けさせます。
Q1 教室の中で、笛を吹いたりなどして、本当に集中させることはできますか?
A2 では、「静かに」と指示を出します。
Q2 それも同じではありませんか。

 ▽気を付けようポイント

短絡的に、あまり効果のない方法を答えるのはよくありません。
◇ ◇ ◇

A3 何か、こちらに気を向けさせるような工夫をします。
Q3 そうですね、工夫することは大事ですね。では、どんな工夫ですか。
A4 低学年でしたら、手遊び唄などをして、自然といい姿勢で話を聞くようにもっていきます。
Q4 それもいい方法の一つですね。高学年ではどうしますか。
A5 ブラックボックスを使う、などの工夫をしたいです。

 ▽見習おうポイント

答えをすぐ言わなくても、工夫するというやる気を見せることも大事です。
その工夫は、尋ねられたときにも、一つ二つ答えられる方法をもっておきましょう。
《質問の意図と回答のポイント》
(1)短絡的に答えるのではなく、そのような場に出合ったとき、どういう態度をとるかということが大切です。

(2)集中させるための方法として、次のようなことをして、静かにせざるを得ない状況をつくります。

ア、よそ見をしないように、プロジェクターを使うという名目で、照明を落とす。
イ、子どもに何かを想像させるなどの理由をつけ、目をつむらせる。
ウ、授業の冒頭に、内容に関わるBGMを流したり、唐突に、授業に関わる朗読を始める。
(『メンタリストDaiGoの学級経営が5分で変わる心理学』文溪堂から)