【連載】面接の○回答×回答 105 食中毒やウイルス感染に配慮

テーマ
下痢や嘔吐をしている子どもを発見したら、どのように対応しますか。
○回答

その子と学級の他の子と教師との3点について申し上げます。

その子の状態を観て、いまはじめての下痢や嘔吐なのか、何回か続いているのかを聞き、保健室に連れて行かせます。他にも同じような症状を訴える子がいないかを調べます。私は学級全体の子どもへの指示と汚物の処理に当たります。

教室で嘔吐をしたときは、学級の他の子どもたちを、落ち着かせ空いている教室に移動させて、自習の指示をします。近くの教室の教師に声をかけてときどき学習の様子を見てもらいます。汚物の処理にはマスクとゴム手袋を着用し、教室の消臭をします。

次に、養護教諭と保護者からの話を聞き、子どもの状態を管理職へ報告し指示を受けます。校医への報告や今後の対応についても指導を受けます。

【コメント】

配慮すべき視点を捉えた回答です。食中毒やウイルス感染などを考えて答えています。また、その子と他の子どもの安全を考えて答えています。自分1人の判断で処理せずに、養護教諭や近隣の教師の支援を受けることも必要です。管理職への報告と指導を受けて対応することも重要な視点です。

×回答

その子の体調を聞いて、授業に参加できないような状態ならば、保健室で休ませます。その後で家庭に連絡して、家で休ませるように勧めます。

汚物の処理も手早くします。朝の健康に気をつけ、体調の優れない子を早く見つけられるようにします。また、学級に同じように下痢や嘔吐の症状のある者はいないかを調べます。ない場合はそのまま授業を続けます。

【コメント】

下痢と嘔吐の症状が1人だけなのか、複数いるのかを調べている点はいいです。しかし、単なる体調不良として、軽く考えているのは、配慮に欠けた回答とみなされます。このような場面を想定した出題は、予想される事態を想定して対応できる人物なのかを見たいのです。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長

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