着任間近 準備と心構え②

地域の様子を知るために

着任校が決定したら、学区域を歩いてみよう。まず、地域を知ることだ。駅から学校まで通勤上のルートを確認するとともに、そこには何があるか、子どもの動きのある場所はどこか、地域の特色は何か、そして何よりも地域に生きる子どもの姿を想起して理解しようとすることが、大事なことであると心得よう。

初めての赴任地である。知らないということが当然であるが、知る努力をしなければいつまでも理解できないことになる。学校は地域とともに存在している。子どもたちは、毎日そこで生活し育っている。そんな地域のさまざまな環境を知ることは教育活動を進めていく上で重要なことである。

できれば、2日間スケジュールをとりたい。1日はウィークデーで学校の授業が5時間で終わる日。もう1日は休日である。子どもたちの休日の過ごし方も押さえておきたいからだ。

公園、商店、工場、田畑といったものを確認し、地域が商業地域なのか、農業または工業か、それとも勤め人が多いのか、チェックしていきたい。団地やアパートなど集合住宅が多いのか、戸建て住宅が多いのか、古くからある町か、新興住宅地なのか。さらには、核家族が多いのか、多世代で住んでいるのか。図書館や児童館など公共施設の利用状況。史跡や地域の自慢の場所。スーパーや繁華街での子どもの行動。同じ学区域の幼稚園、保育園、小学校、中学校の場所。さらには、交差点、交番、消火器、AEDのある場所など、子どもたちの安全にかかわる施設・設備を知っておくことも重要である。遊び場の発見なども地域を知る上で大切なことである。

このような視点で事前に地域の概況を知っておくと、子どもの状況を理解するのに役立つし、着任後、子どもや保護者と話す際の話題にもなる。地域と触れ合うことは、教師としての基本的な姿勢である。

(「教育新聞」教員採用担当班)

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