【連載】面接の○回答×回答 107 目標持たせ粘り強く

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長

テーマ
「分かる授業」とは、どんな授業でしょう。
〇回答

私は分かる授業を、分かる喜びが実感できる授業だと考えます。

それは、子どもたちに分かりやすく興味・関心・意欲がもてる授業です。

そのためには、まず到達すべき目標が子どもに見えていることです。

次に、問題解決のための活動の場が用意させていることが必要です。

それには、子どもにとって魅力ある教材があり、じっくり関わり、深める方法と時間を保障してあげることが必要だと思います。

【コメント】

分かる授業やよい授業の条件については、よく訊かれる問題です。自分の表現で伝えられるようにまとめておくことが大切です。分かる授業について、自分の考えが整理されている回答者の自信が伝わってきます。

なお、分かる授業をするために、学級経営の視点から回答する方法も考えられます。

子どもをよく知り、子どもたちとよい人間関係が築ける学級経営が基本にあることを念頭に、分かる授業について述べるのです。

×回答

分かる授業は、楽しい授業だと思います。楽しくないと学習したことが子どものものにならないからです。楽しい授業には、楽しくなる仕掛けがあると思います。私はその仕掛けをいろいろ工夫します。

次に、分かる授業は、基礎・基本が身につく授業です。できるまで練習する時間も取り、確かな力をつける授業です。ときどきミニテストをして定着度合いを確かめます。

【コメント】

楽しい授業、基礎・基本が身につく授業と言葉を並べていますが、分かる授業を言い換えているだけです。内容が伝わらない例です。

同じレベルの言葉遊びをしているのではありません。分かる授業をどう捉えているのかを問われているのですから、このような抽象的な答え方ではなく、楽しい授業の視点から答えたいなら、その内容が具体的に分かるように説明するのです。キーワードについては、自分なりの表現ができるように、定義を明確にしておくノートづくりをお勧めします。書くことは考えることにつながり、考えを整理する効果があります。

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