エントリーを確実に 書類等しっかりと対応

積極的に自己PRしよう

3月に入ると、早いところでは平成29年度の教員採用試験実施要項が発表される。採用試験は、この募集要項を入手し、出願することから始まる。受験の申し込みをする際の留意事項、自己PR文作成の方法などを見てみよう。

[出願の準備]
○募集要項を的確に読む

まず、受験する自治体を決めなくてはならない。試験日さえ異なれば、複数の自治体を受験することが可能。ただ、隣接する自治体は、1次試験が同じ日程であるケース多い。自分の希望、各自治体の教育の特色、これまでの試験の傾向などを見ながら、志望する自治体を決める。自治体を決めたら、採用試験の実施要項を入手する。平成29年度教員採用試験(今夏に実施される予定)の実施要項は、3~5月に発表、配布される。自治体によっては、受験説明会を開催するケースもある。

実施要項に記載されている内容は、主に募集する校種・教科(科目)及びその採用見込み数、選考日および選考方法、受験申し込み方法および締切日、申し込みに関する注意事項、選考結果の発表受験資格、提出書類、提出先など。内容にしっかり目を通し、日程、試験の内容、出願に当たってどのような書類を準備すればよいのか、などを確認する。複数の自治体を受験するつもりならば、1次だけでなく2次試験の日程も確認しておく。

○早め早めに書類を用意

出願する際に提出する書類は、結構数が多い。2次試験時に提出する書類も含めて、主な提出書類を表にまとめておいた。提出書類は早めに用意し、きちんと内容、様式を確認するなどして落ち度のないようにしたい。願書の受付期間が短い自治体もあるので、十分注意したい。

[自己PRの準備]
○客観的に自己分析

自己PR文、自己推薦・評価・申告書の提出を求める自治体が多い。自己PRは、まず、エントリーシートを書く際に必要だ。学生時代に力を注いだこと、教育実習で学んだことなどが主な内容である。面接の際の資料となるので、きちんと対応する必要がある。

実際の面接でも自己PRは重要な柱である。面接は通常、個人も集団も15分から30分くらい、長くても60分程度である。面接は何のためにあるかというと、自治体が受験者のことをよく知るためだ。「自己のPRを3~5分で行ってください」といわれることもある。この短い時間の中で、自分のよいところをどれだけPRできるか、教職に対する自分を意欲をどれだけ打ち出すことができるか、事前に表現の仕方も含めて十分考えておかなくてはならない。自分のPRすべきところは、どのような質問に対してでも、打ち出していかなくてはならないのだ。

自分自身をできるだけ客観的に正確に分析してみよう。

チェックする主なポイントは、次の通り。この程度はじっくりと自己を分析してみる必要がある。分析ができたら、自分のことをよく知っている友人、教官などにも見てもらい、自分がどれだけきちんと自己把握ができているのか聞いてみてもよい。

[自己PR 10のポイント]

(1)自分はどのような性格をしているのか

(2)学生時代に力を注いだ学科、科目、分野は

(3)大学のゼミ、卒論などで学んだことは

(4)サークル活動などで力を入れたことは

(5)アルバイト、ボランティアなどで学んだことは(印象に残ったことは)

(6)自分の教職観は

(7)教育実習で学んだことは(臨採経験者は「臨時採用で学んだことは」、社会人経験者は「勤務経験で学んだことは」)

(8)現在、最も関心のあることは

(9)(教職以外で)取得している資格、技能と取得動機

(10)教職に対する自分のセールス・ポイント

○自己紹介ではない

PR文を書く際は、「自分が努力したこと、工夫したことなどを具体的なエピソードとともに述べる」「何をしたのかではなく、その経験から何を学んだのかを示す」――この2点が重要点だ。書く際には、見出しをつけて内容を示す、アピールポイントを最初に書く、などの工夫も効果的だ。

自分がいかに教員に向いているかを示すこと。経験や成果を述べ、そこから自分の資質・能力を示し、それらが教員という仕事に向いていることをわかりやすく述べたい。

自己分析の方法としては、「私は」で始まることをどんどん書いていくという手法もある。「私は推理小説が好き」「私は映画が好き」「私はラーメンが好き」「私は旅行が好き」「私は寒いのが苦手」「私は優柔不断」「私は人の話をよく聞く」のようにである。

最初はすらすらと書いていけるが、そのうちよく考えないと書けなくなってくる。そうするとかなり内面的なことが書けるようになるのである。

こうすると、多くの場合は否定的な内容が多いことに気づかさられるので、次には否定的な内容を肯定的に置き換えるという作業をしてみよう。例えば、「私は短気である」は「私はすぐに行動に移す」「私は優柔不断である」は「私は慎重である」などである。

分析ができたら、今度はそれぞれの内容を具体的な成果、体験、エピソードでもって語れるようにしよう。「私は貴重な体験をした」と語るとき、抽象的では説得力がない。具体例が伴うと大変に効果的である。


 

エントリーシートの書き方・主な注意事項
・字はきれいであるとか、汚いとかではなく、とにかくていねいに書く
・文字の大きさを整え、かつ文字列を整える
・誤字・脱字に気をつける
・句読点、はね、止めなどに気をつけて書く
・語尾を、「~です」(敬体)か「~である」(常体)のどちらかに統一する
・鉛筆ではなく、ペンで書く
・設問の意図をよく理解する
・回答様式を確認して、きちんと守る
・自分の体験や経験などを、自分の言葉で書く
・一般論、伝聞、抽象論などは避ける
・長い前フリはいらない。できるだけ早めに本題に入る
・面接で聞いてほしいことを書く
・この自己PR文を読んで、自分がどのような人間かをイメージできるようにする
主な提出書類
○志願書(受験申込書)
○教員免許状の写しまたは取得見込み証明書
○最終卒業・修了証明書または卒業見込み証明書
○最終卒業・修了学校または在学校の成績証明書
○最終卒業・修了学校または在学校の人物証明書
○健康診断書
○写真
○返信用封筒または切手
○自己PR文または自己推薦文

※各自治体の実施要項で確認してください

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