【連載】どう答える?場面指導⑬ 学級の成長を保護者と共有しよう

学級の成長を保護者と共有しよう

〈質問〉 いよいよ今年度最後の保護者会です。保護者の前で、1年のまとめのあいさつをしてください。

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A1―1 1年間どうもありがとうございました。子どもたちは、未熟な私を助けて、一生懸命やってくれました。おかげさまで、1年が終わろうとしています。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

Q1―1 来年度もどうぞよろしくとあいさつしていますが、はっきりと持ち上がることが分かっているのですか。

A1―2 私が卒業した学校や、教育実習で行った学校は、皆2年間持ち上がりだったので、そうかと思いました。

▽気を付けようポイント
クラス替えの時期や、担任を2年続けてさせるかなどは、学校によって違います。期待を持たせるような表現をするのは気を付けましょう。

◇ ◇ ◇

Q2―1 1年間、子どもたちがよく頑張ったことは分かりますが、あなたがどうだったかも話すといいですね。

A2―2 はい、水泳が得意でなかったので、放課後泳いだり、補助の仕方や管理の仕方を勉強しました。また、算数が好きなので、子どもたちにも算数のおもしろさを分かってもらおうと工夫しました。

▽気を付けようポイント
子どもの実態は、教師の指導の実態でもあります。苦手なところをどう努力したか、得意な分野をどう生かしたかを、はっきり言いましょう。

◇ ◇ ◇

Q3―1 さて、あなた自身は、この1年間どうだったかを、保護者の前でどう言いますか。

A3―1 楽しいこともありましたが、まだなれないところがあり、大変でした。でも頑張りました。

▽気を付けようポイント
頑張った様子は分かりますが、子どもたちと過ごして楽しかったという方が、保護者はよかったと思うのではないでしょうか。

◇ ◇ ◇

▽回答のポイント

(1)まず感謝の気持ちを述べることが大切です。ただ、「ありがとうございました」よりも、具体的にこんなところで助けていただいたという気持ちを表すといいでしょう。

(2)1年間、子どもたちと生活をして楽しかったということを保護者に伝えたいですね。先生の楽しい気持ちが、保護者を安心させます。

(3)先にも述べたように、子どもの実態は、子どもだけでできるものではありません。教師の指導が子どもの実態を作っていると言っても過言ではないでしょう。1年間、どのように指導してきたのかを保護者に伝えるようなあいさつは、面接官の共感を呼ぶと思います。

(4)絶対に避けたいのが、次年度の予測を言うことです。転勤などはもちろん、何年生を受け持つとか、このクラスで持ち上がるとか、分からないことを言うのは厳禁です。

(5)残りの日数をしっかり過ごすことと、来年度も楽しく学校に来られるよう、はっきり分かっている学校行事などを伝えて終わりましょう。

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