【連載】面接の○回答×回答 110 登校を待ち望む学級に

テーマ
保護者に信頼のある学級担任となるために、あなたは何を心がけますか。

○回答
保護者が学級担任への信頼を深めるのは、わが子が学級の様子や担任のことを喜々として話してくれるときだと考えます。子どもの「明日が待ち遠しいな。友達や先生に早く会いたいな」という一言で安心し、信頼感を持つことができるのです。学校(教員)は保護者、地域社会に見守られている存在です。勤務に厳格であり、子どもたちの夢や希望を育てることに全身全霊で取り組むことが信頼につながると考えます。

そこで、(1)勤務の決まりの順守(2)楽しい授業、チャイム直後の授業開始による授業の充実(3)子どもの登校時から下校時まで子どもたちといる(4)言葉遣い、服装、動作など子どもへの示範、手本となる(5)机上や身の回りの整理・整頓(6)学校の物と私物の区別(7)誰にも笑顔で進んであいさつする(8)人みなわが師、謙虚な心と学びの心に努める――などについて心がける。

【コメント】
教師の言動は、常に地域の方々の目にさらされています。勤務に厳格、チャイムと同時に授業開始、たゆまぬ研修に裏打ちされた楽しい授業…。いいですね。確かな学力はこうしたことの積み重ねから生まれるものです。学校教育の充実には子どもたちはもとより保護者との信頼関係が不可欠ですが、どの子も登校を待ち望む学校(学級)であれば保護者からの信頼は確かなものとなります。取り組み方、心がけともに評価できます。

×回答
保護者から信頼される教師とは「あの先生に学級担任になってもらいたい」と望まれる存在です。保護者に望まれる教師は、教師としての力量を備え持っています。その力量を生かすために私が心がけ、取り組むことは次の3点です。

第1は心身ともに健康であること。心身ともに健康な子どもの育成は大人の願いです。そのためには教師自らが明るく元気なことだと考えます。第2は教育に対する確たる信念を持つこと。教育推進にはさまざまな障害に正対し乗り越える勇気と信念が必要です。「あなたの教育信条は何か」と尋ねられたときに即答できるようにします。ちなみに、私は「優しい心と丈夫な体を育むこと」と答えます。第3は子どもと同じ目線で夢を語り合うこと。常に子どもたちと同じ立ち位置で夢や理想を追求することに教師としての誇りをもてるようにします。

【コメント】
信頼のニーズに応える技量を持つことという視点はいいですね。ただ、健康、確たる信念、子どもとの夢の実現に誇りを持つだけでは不十分です。確かな学力、教師力を高める研修の面に迫ることが大事です。教育は「人が人を教える」という厳粛な営みです。保護者の信託を得て大切な子どもたちを預かる重大さを肝に銘じて全力であたる覚悟が必要です。保護者・地域から親しまれ尊敬されることが信頼となるのです。

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