【連載】面接の○回答×回答 111 合格の成否を分かつ決め手

テーマ

学校での学力・学習状況調査の結果から、基礎的な学習内容の定着が不十分な児童(生徒)がいることが分かりました。あなたは学級担任としてどうしますか。

救ってあげたいという気持ちで

○回答

個別指導と授業改善の両面から対応します。まず、基礎的な内容の定着の不十分な児童の弱点を補充するスモールステップの課題を個別に取り組ませ、到達度をチェックして、できるようになった喜びを共有します。こうして、やればできることを実感させて、自信につなげます。

次に、授業での活動の場や教材の工夫をし授業改善に努めます。プレテストや基礎的な内容の定着度を課題別学習の形態や学習コーナーやヒントカードの工夫に生かす、その子なりに活躍できる授業作りをしていきます。

【コメント】

個別の児童(生徒)の問題だけでなく、教師の指導に触れて考えを述べている点が参考になります。目の前の児童(生徒)、保護者・地域、そして教師のうち二面から、対応策を考える練習をしておくと、光る回答ができるようになります。この力は実際に学校で問題に直面したときに役立ちます。

×回答

学力差がはっきりしたので、個に応じた指導をします。一斉授業ではなかなか効果が期待できないので、基礎の定着を目指すクラスを分けて少人数指導をします。

次に、家庭の協力を求めます。保護者会で学級の学力差の状況を説明します。学力差が縮まるように家庭学習の課題を出して指導します。 

【コメント】

学級担任としてどうするかを問われています。学校として決めて行うことを訊かれているのではありません。

少人数指導も保護者への学力・学習状況調査の結果の伝え方も、担任単独で決めて伝えられることではありません。予算のこともありますので、教育委員会や学校として決めて行うことです。

学力差はどの学級でも抱えている大きな問題です。どの子にも分かるように教えたい、個別に救ってあげたいという気持ちをこめて答えたいものです。家庭学習を言う前に、学習形態、教材や教具、教育機器の活用など、担任として個に応じた指導をどうするかを答えましょう。

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