国大の教員就職率は堅調 正規採用者数順調に増える

国立教員養成大学卒業者の教員就職率は微減だが、7割近くで堅調——。文科省はこのほど、国立の教員養成大学・学部の卒業者および国私立の教職大学院の修了者の平成28年3月の就職状況を発表した(本紙2月6日付1面で既報)。ここでは教員養成課程卒業者の教員就職率の推移について見ていく。

文科省による集計の修正(1月31日付発表の資料を2月3日付に訂正)によれば、昨年3月の状況は、卒業者全体は1万888人。そのうち進学者と保育士を除いた教員就職者数は、正規採用が4167人(前年度比122人増)、臨時的任用は2246人(前年度比195人減)で合計6413人。平成22年度から6千人台となり、ここ6年間は6400人台を続けている。

教員就職率の推移を詳しく見ると——。

昭和50年代は70%以上をキープしていたが、少子化による児童生徒数の減少等に伴い、教員採用者数が減少。これにより、昭和60年代に入ると急激に低下しはじめた。最も低下したのは平成11年3月卒業者で、32%となってしまった。

その後は14~15年あたりから、大都市を中心とした教員の、いわゆる大量採用時代に入り、教員養成大学の入学定員減などにより、増加傾向に転じた。ここから7~8年は50%台を維持していた。

23年3月までは、卒業者全体を母数として教員就職率を算出していたが、24年3月からは全体から進学者と保育士を除いた数を母数として算出するようになった。それによる24年からの教員就職率は、24年70.8%、25年70.1%、26年69.0%、27年68.7%、28年67.4%と7割前後で堅調である。

正規採用者数もここ数年は順調に数を伸ばしており、24年3726人、25年3729人、26年3813人、27年4045人、28年4167人と右肩上がりを続けている。

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