平成29年度教員採用試験 本紙読者が綴る合格体験記 Part4

教員採用試験に合格した本紙読者から後輩読者に向け、合格体験記を寄せていただきました。たくさんのポイントを教えていただき、とても読み応えのあるものになりました。ぜひ先輩を参考にしてみてください。体験記をお寄せいただいた皆さん、ご協力に感謝します。(編集局)

【Q1】合格できた一番の要因を教えてください。

【Q2】どの対策に最も力を入れましたか。

【Q3】筆記試験対策のポイントを教えてください。

【Q4】面接試験対策のポイントを教えてください。

【Q5】「教育新聞」の活用法を教えてください。


模擬授業は場面を演出する
女性 22歳
山形県 小学校 大学(院)生

【Q1】最後まで諦めずに努力して、周りの友達と切磋琢磨できたことだと思います。友達がいなければ、怠けていたし、自分を客観的に見ることができませんでした。教育新聞の購読だけでなく、ボランティアへの参加、現役教員に模擬授業のアドバイスを求める、先輩から試験の様子を聞くなど、身になることはできる限り行いました。現役教員は大学の先生に紹介してもらいました。自分の後悔がないようにやった結果、合格できたのだと思います。

【Q2】筆記試験

【Q3】まずは、受験する自治体の過去問を解き、傾向を知ることです。どの県にも独自の傾向がありますが、過去問をこなせば、頻出範囲が把握できて、対策しやすくなります。あとは、ひたすら知識を身につけるようにしました。受験自治体は過去問を繰り返し解きながら、似た傾向の自治体の問題も探して解いていました。苦手な問題はコピーをノートに貼り、自分なりの解き方をメモにまとめて復習していました。

【Q4】面接は、よく聞かれる質問について、過去のレポートを参考に、自分の答えを作っておきました。講座の間や空き時間に、友達同士で質問を出し合っていました。様々な視点から質問が来ても、自分の軸を持って答えられるようにひたすら練習しました。自分の声を録音して、後で聞いてみてもいいかもしれません。模擬授業は、いかに場面を演出できるかがポイントだと思います。子どもたちとコミュニケーションをとりながら、今何について授業しているのかが、一目見て分かる板書を心掛けました。例えば、課題を色チョークで囲むなどです。

【Q5】気になった記事や、二次対策で使えそうな話題を切り取ってスクラップノートに貼り、自分の考えも記入してまとめていました。おかげで、論作文での話題作りや集団討論でとても役に立ちました。早い時期からスクラップノート作りを始めていたため、継続することを諦めそうになったこともありました。しかし論作文や二次対策で生かせることがわかり、諦めずに続けていました。絶対に無駄にはならないので、ぜひやってみてください。


管理職向けの記事で説得力を磨く
男性 24歳
札幌市 小学校 非常勤講師

【Q1】早い時期から、志望する自治体に関心を持ち、ここで働きたい、生活したいという覚悟を固めていたことです。たとえ縁遠い地域であっても、覚悟を示すことで面接官に理解していただけます。地元の自治体を受けていることは認めつつも、「ここで骨を埋めるくらいの覚悟です」と言っていました。これが決め手だったと思います。

【Q2】面接

【Q3】教職教養と小学校全科の問題は間違いがなくなるまで、繰り返し解いていました。電車の中でもひたすら解いていました。教職教養は分野ごとに勉強を進めるのではなく、未習の範囲でもその都度解答を見て覚える方法で勉強していました。その方が、各自治体の特色をつかみやすかったからです。

【Q4】講師の仕事をしながら平日の大学に通うことはできないので、日曜日に開催される有料の面接講座を利用していました。また、夏休みには、大学のキャリアセンターで実施していた面接練習会を利用しました。教育新聞の面接講座も参考にしました。

【Q5】教育時事のまとめ記事では、数カ月分の教育ニュースがまとめられ、復習するのに役立ちました。全国の前年度倍率が一面にまとめられているものも、大変役立ちました。倍率の低い自治体を中心に受験しました。また、管理職試験向けの記事も読み、校長や教頭先生方が、どういう視点で現場を見ているかを理解するようにしました。面接では、現場に求められていることや課題に対する回答に、管理職の視点も含めることで、説得力が増したと思います。


試験日から逆算して計画を立てる
男性 23歳
千葉県 小学校 大学(院)生

【Q1】支えてくれた仲間がいたことです。同じ大学で千葉県を受験する学生だけでなく、仲の良い友人や家族、バイト先の同僚、実習先の先生方などが私のことを応援してくれました。皆さんが「頑張ってね、本当に応援してるよ」と言ってくれるので、教採に向けて毎日勉強できました。過去問で点数が伸びず、面接練習もうまくいかず、悩んでいた時期もありましたが、仲間が私を支えてくれました。

【Q2】筆記試験

【Q3】しっかりと自分が受けたい自治体の過去問を分析することです。自治体によって形式や科目も大きく違います。分析ができたら、試験日から逆算して、すこし余裕を持たせながら学習計画を立てましょう。試験日直前になっても暗記しかやっていない受験生を多く見ましたが、計画的に「暗記、過去問、問題演習、暗記」と学習計画を組み立てることが大切です。暗記は通学中や空いている時間を上手に見つけて進めていきましょう。

【Q4】ポイントは2つです。1つ目はしっかりと知識をつけることです。教育に関する時事問題や、学習指導要領の変遷、面接の時に避けるべき態度や言葉などをしっかりと覚えましょう。私は面接ノートを作り、面接で大切なポイントをメモしていました。2つ目はできるだけ多くの面接練習を積むことです。学生同士、親、バイト先の同僚にもお願いしてみましょう。

【Q5】教育新聞は教育に関する時事問題や採用試験に関する知識を得るのに効果的です。紙面版は週に2回で、じっくり読めるので、モチベーションを保つのにとても役立ちました。特に面接対策では気になった記事を切り抜き、面接ノートに貼り付けていました。自分の感想も書いておくと、自分専用の面接対策参考書になりますよ。


目標得点を決めて 重点的に
男性 21歳
長野県 中学校(数学) 大学(院)

【Q1】過去問を分析し、試験当日までの見通しを持って勉強に取り組めたことだと思います。筆記試験や面接は自治体ごとに問題の傾向が大きく異なると思うので、自分が受ける自治体の過去問の分析から始めました。分析後は、筆記試験の目標得点を決め、分野ごとの勉強量を決めました。出題される範囲は幅広いので、全てをやるのではなく、どこに重点を置いていくのかを見極めてから勉強していくことが大切だと思います。面接は、過去問を見て、当日の形式や流れなどを知っておくことで、落ち着いて臨むことができたと思います。

【Q2】筆記試験

【Q3】過去問の分析です。自治体ごとに出題の傾向は大きく異なると思うので、まずは自分が受ける自治体の過去問を解き、出題の傾向を分析し、目標を決め、重点的に勉強を進めていきました。一般教養は、一度勉強したことがあっても、忘れていることや知らなかったことがたくさんあります。ただ闇雲に進めると、終わりが見えなくなってしまいます。1カ月ごとに範囲を決め、切り替えをしていきましょう。

【Q4】個人面接の練習を早めに始めたことです。一次試験でも集団討論や集団面接、論作文などで自分の教育観を盛り込まなければならない時があると感じていたからです。早めに練習を始めたことで、自分の理想の教師像や学級づくり、自分が大切にしていきたい想いなどを整理しておくことができました。論作文では自分なりの視点で考えることができ、集団討論では周りの意見を聞く余裕が生まれたと感じています。

【Q5】教育新聞は教採対策や場面指導、面接の回答の記事をよく読みました。自分だったらどう対応するのか考えながら読むことで、新たな考え方を知ることができ、自分の考えを深めていくことができました。また自分が参考になると感じた記事を切り抜いてノートに貼っていました。感じたことや実践に生かしていきたいポイントをまとめ、知らない言葉があれば調べて書いておくようにしていました。他の勉強と違い、新聞を読むことは目に見えて力がついていると感じにくいと思います。どうしても試験が近づくにつれて、つい後回しにしてしまいがちです。私は教育新聞を読む時間を決めていました。採用試験を終えて考えると、教育新聞を読むことは自分の力になっていたと感じています。


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【教育新聞の読者の合格率が高い理由は?】

 

今年も非常に沢山の方々にメッセージを寄せていただきました。

本当にありがとうございました。

皆さんの今後のご活躍を心よりお祈りしています。