平成29年度教員採用試験 本紙読者が綴る合格体験記 Part6

教員採用試験に合格した本紙読者に後輩読者に向け、合格体験記を寄せていただきました。たくさんのポイントを教えていただき、とても読み応えのあるものになりました。ぜひ先輩を参考にしてみてください。体験記をお寄せいただいた皆さん、ご協力に感謝します。(編集局)

質問内容

【Q1】合格できた一番の要因を教えてください。
【Q2】どの対策に最も力を入れましたか。
【Q3】筆記試験対策のポイントを教えてください。
【Q4】面接試験対策のポイントを教えてください。
【Q5】「教育新聞」の活用法を教えてください。

面接では表情や立ち居振る舞いが大切
女性 22歳
宮城県 小学校 大学(院)生

【Q1】面接練習と小論文対策を早めに始めて、自分の強みや教育観を明確にするのに時間を割いたことだと思います。基礎的な知識や教養として筆記の対策をするのも、もちろん大切ではありますが、より積み重ねや深みが求められるのが面接や小論文であると考え、1年前から準備を始めました。

【Q2】面接

【Q3】まずは自分の志望する自治体の傾向 を知るのが最も大切です。自治体によって傾向が全く異なるので、過去問や体験談に目を通すことをお勧めします。また、専門教養での苦手分野は最も早くから力を入れて取り組む必要があると思います。私の受験した自治体は専門教養が筆記試験だったので、毎日勉強し、内容についての理解を深めることを大切にしました。

【Q4】面接練習では、なるべく多くの人に見てもらう機会を作るのが良いと思います。私は大学のサポートセンターを活用し、模擬授業は大学の友達と毎日集まって共に練習を重ねました。初めは話す内容や模擬授業の進め方に意識が向きがちですが、一番大切なのは表情、立ち居振る舞い、話し方や目線だと先生方から教えていただきました。何度も練習しそれらにも意識を向けていくのが大切だと思います。

【Q5】気になった記事はとにかくスクラップしていました。そうすることで教育時事について詳しくなるだけでなく、自分が興味のあることや大切にしたいことも分かり、面接や小論文の際に用いる言葉にも重みや深みが増しました。また、それらは教員になってからも必要だと感じる情報ばかりで、本当に教育新聞を読んで学んでいて良かったと実感しています。

質問内容を思いつく限り書き出す
男性 21歳
横浜市 中学校(理科) 大学(院)生

【Q1】教師になりたいという強い気持ちだと思います。中学生の頃から、ずっと教師になりたいと思っていたので、面接官にその気持ちを全力で伝えました。

【Q2】面接

【Q3】教職教養と専門教養は、早くから始めることが大切です。自分にあった参考書を見つけ、それを何十回も繰り返し行うと良いと思います。論策文は、自分の形を固めて多くの先生に見てもらいました。その中で自分と相性の良い先生に出会い、何度も添削してもらいました。

【Q4】質問内容を思いつく限り書き出し、それに対する答えを考えました。自分の考えが固まったら、より多くの先生に見てもらうと良いと思います。たとえば、実習校の校長先生に相談してみるのはどうでしょうか。場面指導は、ひたすら練習してください。模擬授業は、学習指導要領をしっかりと読み、各項目の導入を全て用意しました。

【Q5】論策文や面接などで、教育時事が盛り込まれると説得力のある言葉になります。そのため暇な時間は、スマホで多くの記事を読んでいました。スマホだけでなく紙面でも読むことができるので、購読しておいて損は無いと思います。教育時事を知るために一番効率的なのが、この教育新聞だと思います。

キーワードに対する考えの核を決める
女性 22歳
京都市 小学校 大学(院)生

【Q1】自分の思いを明確に持っていたことです。面接や小論文など、いろいろな準備があり大変ですが、「こういう教師になりたい」という思いをしっかりと持つのが大切だと思います。どのような問題が出ても、正直に答えることができます。

【Q2】面接

【Q3】大学推薦だったので筆記試験は受けていませんが、論作文については仲間と問題を予想して、本番よりも短い時間で書けるように練習しました。分からなくてもとりあえず書いてみるのが大事です。まとまっていなくても良いので、まずは書くことに慣れましょう。読み合わせると、良い点を吸収できるのでおすすめです。本番では練習内容に近い問題が出たので、慌てずに書くことができました。

【Q4】面接は大学の教職支援センターの方に指導してもらいました。私は3月から何度も個人指導を予約していました。聞かれて曖昧な答えしかできないものは、改めて自分の言葉をまとめ、答えられるようにしました。道徳についてはこう話す、学級運営のことについてはこう話す、などというように、キーワードに対しての考えの核を決め、文章にしたものを毎日読んでいました。そうすることで、自分の一番伝えたいことを整理できます。どのような質問をされても、柔軟に答えることができるように準備しましょう。集団面接や集団討論も基本的には個人面接と同じです。集団の場合は、周りの意見や話を聞いたり、話し方を優しくしたりすることに特に気をつけるようにしました。

【Q5】気になった記事を切り取って、ノートに貼り、記事のまとめとキーワード、感想や自分の考えを書いていきました。3回生の春から読み始めたので、まだ意識の低かった私が、採用試験に向けて意識を高めるきっかけになりました。時間がなければ、見出しだけ読んで分からない言葉を調べたり、リアルタイムの教育問題を知っていたりすることも有効です。

先生になっている自分を想像する
女性 22歳
埼玉県 中学校(保体) 大学(院)生

【Q1】諦めずに努力を続けたことです。現役合格の競争率は高いです。それでも受かるコツは、「先生になっている自分を想像する」ことでしょう。憧れの教師になっている姿を思い浮かべることで、さらに意欲が高まり集中につながります。教壇に立っている姿、部活を指導している姿、生徒の相談に乗っている姿など、具体的にイメージしましょう。モチベーションが高まり、頑張ることができるはずです。

【Q2】筆記試験

【Q3】まず筆記試験を突破しないといけませんので、ずっと続けていた部活を2月から休み、毎日図書館に通っていました。インプットも大事ですが、私はアウトプットの方が大事だと思います。そのため、過去問を解いて傾向を把握し、間違えた問題をノートに写したり、似た問題を解きました。そして問題集を何度も解きました。時には模試を受けて自分の実力を把握し、苦手なところは克服していました。埼玉県では、専門教養が指導要領から穴埋めで出ることが多いので、全文を印刷したものを使い、問われそうな箇所を穴埋めにして読み込んでいました。論作文は雑誌の論作文例を写して形式を身に付けることから始めました。また自分で添削すると客観的な視点で書けるようになるのでおすすめです。

【Q4】面接や場面指導の対策は、同じ大学の仲間たちと模擬面接をしました。面接官役をすると、面接官の視点が得られるので積極的にしてみましょう。自分の柱となる考えを面接ノートに整理し、それに沿って回答を作っていくと、一貫性のある受け答えが出来上がります。時事はテレビや新聞でしっかり把握しましょう。元気と簡潔な受け答えを意識し、情熱を持って臨むことで、面接の得点が8割を超えました。

【Q5】4月の着任までに、責任と自覚を深めたいと考えて読み始めました。内容だけでなく、記者の考え方にも共感できますので、とても勉強になります。余力があれば、大事だと思ったところをスクラップし、線を引き、教師になったらこのような問題をどうしていくかということを書いています。現職の教員や教員志望者はもちろん、それ以外の人たちにもぜひ読んでほしいと思います。


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【教育新聞の読者の合格率が高い理由は?】

 

今年も非常に沢山の方々にメッセージを寄せていただきました。

本当にありがとうございました。

皆さんの今後のご活躍を心よりお祈りしています。