面接の○回答×回答(127)障害に応じた指導方法を

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テーマ

あなたの学級には、言葉でうまく伝えられずに暴力をふるってしまう児童(生徒)がいます。どのように対応しますか。

○回答

まず、その児童(生徒)の行動観察をします。

記録や教師の話を踏まえながら、その児童(生徒)の障害について学級内の子供に正しく理解させます。その子に不快な刺激を与えないように座席やグループ編成にも考慮します。
また、その子の指導や支援について学年や特別支援教育の経験豊富な教師の指導も受けて対応を考えていきます。

さらに、その子と話して支援する内容等を確認し、言葉でうまく伝えられない状況に合わせたルールを作ります。
二人の交流活動を行い、よりよい方法を模索します。

【コメント】

まず、児童(生徒)理解に努め、あるがままの子供を受け入れることと、一人で抱え込まないことが大切です。さらに、子供への具体的な指導と記録と報告について述べると、印象が一段とよくなります。
障害を持つ子供への対応が遅れないように、基本的な考え方や障害に応じた指導の方法は答えられなくてはなりません。

×回答

どこの学校にも特別支援マニュアルがあると思うので、それを参考にして指導します。また、校長や副校長に依頼して、他の子供たちに暴力の被害が及ばないように補助の先生をつけてもらえるようにします。
さらに、保護者に話して、特別支援学級への通級を勧めます。

より専門的な指導経験の豊かなところで学習させた方が、その子の力を伸ばすことができると考えます。

【コメント】

特別支援教育の理念や目的も理解できていません。まず、このような児童(生徒)としっかりと向き合い、理解しようとする姿勢を伝えます。次に、その子や学級の子供へどのように対応するかを述べます。また、保護者への対応も一方的です。相手の気持ちを考慮した対応が求められます。なお、先輩の指導を受けて対応の仕方を変えていくことも述べるとよいでしょう。

障害にかかわらず、子供たちには学習や生活でのさまざまなつまずきを抱えています。学校も保護者も、個々の子供たちのつまずきに気づき、一緒に取り組んでくれる教師を求めています。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長