面接の○回答×回答(128)学級崩壊をどう捉えるか

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学級崩壊とはどのような状況ですか。また、学級崩壊が起こる原因は何だと思いますか。

○回答

学級はその枠組みの中で違う個性を持つ児童が、互いに認め合い励まし合う中で人間形成をする場です。学級崩壊はそのような営みをはじめ、授業が成立しない状況であり、多くは教師のありように起因すると考えます。

チャイムが鳴っても席に着かない。着席させてもすぐにおしゃべりを始める。担任の指示は何を言っても従わない。こちらのもめ事に対応しているとあちらでも騒動が起きる。厳しく注意すれば一層激しく反発される。このように、授業中でも好き勝手に振る舞い、動き回り、授業が成立しないのです。原因は基本的に生活習慣形成の不十分さ、

また、教師の資質の問題すなわち専門的な知識技能、実践的指導力の不十分さ、これらから学習の楽しさが提供できないのです。

カウンセリング力、豊かな人間性などの欠如でもあると考えられます。

〔コメント〕

学級崩壊は担任授業が成立しない状況として捉えず、違う個性を持つ児童が互いに尊重、切磋琢磨してより良さを目指すことが共感できない状況のことという考えは共感できます。学級崩壊の事象についてもしっかりとつかんでいます。

原因については、児童の基本的生活習慣、教師の資質の問題と押さえが的確です。児童と対峙する専門的知識、実践的な指導力、カウンセリング力、豊かな人間性、実に多面的に捉えられています。

×回答

学級崩壊は日常的に授業が成立しない状況に陥っていることです。児童が学習規律や学習習慣を身に付けていないことが大きな原因であると考えます。

話を聞くときに相手の目を見て最後まで聞くことができない、話す時も相手が分かるように話せない、学習の準備ができない、学習時の姿勢が悪い、学習用具の管理ができない、鉛筆の正しい持ち方ができないなど就学前に身に付けておくことができないのです。

学習習慣の土台は幼児期に形成され、同時に学習規律も体得するものと考えます。したがって就学前の幼児期に、各家庭でしっかりと身に付けていただくことが大事であると考えます。保護者(親)の協力・支援が極めて有効なので、保護者(親)のご理解・ご支援は不可欠であると考えます。

〔コメント〕

就学前に焦点を当てすぎです。広く見つめましょう。学級崩壊の原因は教師(学級担任)の力量に起因していることは否めません。担任には集団をまとめるリーダーシップが求められます。

学習の習慣化は一人で勉強できる力を付けること、一人で課題を見つけて解決できる力を付けることです。学習の習慣付けは家庭(保護者)の役割が大きいので、保護者(親)の役割だと思いがちですが、学校の指導が大事なのです。

アドバイザー・宮澤義一 元公立学校長

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