面接の○回答×回答(129)不登校は参考資料で対応を学ぶ

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不登校の児童(生徒)が多いですが、学級担任としてどのように対応しますか。

○回答

私は、児童(生徒)一人一人と向き合っていくために次の4点に気を付けていきます。

まず、不登校のサインを早く発見できるように努めます。子供の状態を観察し、記録を取り、変化を見逃さないようにします。

次に、自然な触れ合いのできる温かい学級の雰囲気づくりをします。子供と共に汗を流し人間関係を深めることに力を入れます。三つ目に欠席しがちな生徒に気付いたら、速やかに報告し、組織的な対応が取れるよう指導を受けます。そして四つ目に、本人や保護者とは家庭訪問や学校のプリントを届けるなどの関係を続けていきます。

[コメント]

学級担任の役割のポイントを押さえた回答です。このように不登校に対する考え方や対応策を整理し、実践できるようにしておきましょう。

不登校への対応については、文科省や受験する自治体の教育委員会から参考資料が出されていますので、目を通して面接に臨むと落ち着いて答えられます。

担任は、常に児童(生徒)と接していることから、不登校のサインを比較的早く発見しやすい立場に置かれています。すぐに生かせるようにしておくことが大切です。

×回答

不登校はわがままな性格や自己中心的な考え方の子に多いので、毅然とした厳しい指導が必要です。

学校に来てしまえば普通に生活できるのに、だらだらした生活のために流されているのです。根底に甘えがあります。子供にも保護者にも厳しく指導します。

登校しないときには、朝、家庭訪問して学校に連れてきます。私が担任の間に不登校を治したいと考えています。

[コメント]

教師を目指す人がこの回答では、もう一度よく勉強して出直しなさいと言われてしまいます。部分的に直して○回答になるような段階ではありません。本問についての基本的な考え方自体が問われます。不登校に対する考え方や対応策について全く理解してない偏見に満ちた回答です。

不登校について基本から学び直すに当たっては、「不登校の対応の在り方について」(文科省資料)や関係資料を熟読し、ポイントを整理しましょう。

事例を参考にしていくつかの具体策を用意して本番に臨むことを勧めます。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長

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