面接の○回答×回答 (131)対応が遅れないようにすることが大切

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テーマ

自閉症の児童が授業の中で動作的な活動に参加するとき、どのように対応しますか。

○回答

担任した学級に自閉症の児童がいる場合について申し上げます。私は次4点に気を付けて対応します。

1つは自閉症の児童や他の児童にも分かるように、1日の予定や活動の見通しがつくスケジュールを提示します。活動の道具などを片付ける場所を決めて学習環境を整えます。

2つ目は自閉症を踏まえた場の工夫や教材・教具の工夫をします。

3つめは順番や役割のルールに従って集団活動する指導をします。

最後は人間関係づくりです。日ごろからその児童との喜びや悲しみを共有できるようにします。また学級内の児童との人間関係づくりに努めます。

[コメント]

自閉症を踏まえた学習環境の工夫、教材・教具の工夫、学習ルールの指導、学級経営と要点をおさえた回答になっています。

担任は障害のある児童生徒が実際にいるとき、対応が遅れないようにしておく必要があります。

学級経営で日常的な指導と授業中の活動を意識した留意点を整理して、対応が遅れないようにすることが大切です。

×回答

障害のある児童に関わったことがないので、その学校にある方針に従って指導します。今は障害のある児童とない児童が一緒に学習したり遊んだりするので、その児童を受け入れてリードできる児童とのグループをつくります。そして同じように活動できる支援をします。

また、障害に応じて特別支援のコーディネーターや管理職の指導を受けながら指導計画を立てます。

[コメント]

これでは特別支援の必要な児童生徒への対応が遅れ、学級全体の学習活動ができなくなります。もっと学習して出直しなさいと言われます。特別支援教育の理念や目的が理解できていません。

予想外の問題や苦手な問題に直面したときでも、最初から白旗を掲げず食い下がる強さを見せるのです。自分の学級に落ち着きがなく、場に応じた適切な行動ができにくい子供がいるとき、どのように対応したらよいかを考えて答えます。

特別支援教育について学習するいい教材があります。それは国立特別支援教育総合研究所のホームページや学習指導要領です。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長