ラストスパートしよう 本番と同じ条件で練習 あと2カ月でできることは

教員採用試験も本番まであと2カ月余りとなった。試験直前に何に取り組んだらよいか、さらに不安を取り除いて試験当日に実力をきちんと発揮できるようにするにはどうすればよいか、直前対策として見てみよう。残り2カ月は、筆記、論作文、面接など全て本番と同じ条件で取り組むことが大事だ。そして、何よりも大切なのは、健康に留意して体調万全で本番当日を迎えることである。

手抜かりなくエントリーする

教員採用試験を実施する自治体は、5~6月に願書受付をするところが多い。実施要項は多くの自治体が配布を始めており、現在願書受付中であるところも少なくない。

すでに出願を済ませている受験者もいるだろうし、もしくは提出書類の用意や最終チェックの段階であると思う。願書配布や受付期間が短い自治体もあるので、よもやのことがないようにきちんと確認して対応してもらいたい。特に複数の自治体を併願する場合は、今後の試験日程などを正確につかんでおかなくてはならない(自治体ごとの要項配布期間や願書受付期間は、必ず各自で確認すること)。

出願が終われば、本番である。

教員採用試験の1次試験は7月に行われるので、残りの準備期間は2カ月となる。

トップ・「不得意分野などに集中」の表不得意分野などに集中

この2カ月に取り組むべき最終的な準備は、表の通り。
筆記試験は、とにかく不得意分野の克服に力を入れたい。1冊の問題集に徹底的に取り組むのも有効だろう。
最近は時事問題の比率を高める自治体が多くなってきているので、十分な対策が必要だ。

注目しておきたいのは、新しい学習指導要領である。総則を頭に入れた上で、各教科のポイントも押さえておきたい。道徳、小学校英語などは言うまでもなく注目しておく。

また、働き方改革についても、面接で問われる可能性が高い。中・高校では、部活動についても自分の考えを含めてまとめておく。

このほか、いじめ、不登校など問題行動の動向も重要だ。学力と合わせて、全国的なものと各自治体独自の課題などもチェックしておきたい。

実技は、短期間に集中的に練習するとよいだろう。小学校の体育や音楽の実技は、基本的な技術、正確さが求められる。中高校の実技は、基本的な技術に加え、応用が求められるので、その練習も必要である。

実習先などに協力してもらおう

論作文は、受験する自治体の制限時間、制限字数に合わせて書く練習が効果的だ。面接も模擬授業や場面指導など具体的な場面を想定した最終練習に入りたい。

論作文も面接も、教育実習先の指導教官、臨時採用勤務校の管理職や先輩教師などで協力してくれるような方がいたら見てもらい、積極的にアドバイスを求めたい。

面接対策としては、この2カ月間、自分の言動をチェックしよう。自分の言動が教師としてふさわしいかどうかである。言葉遣いをはじめ、あいさつの仕方、話し方と聞き方、家族や友人などへの対応。
全てを自分が教師になったつもりで改善しておこう。

ここをチェックしよう

最後に試験前の期間を区切って、具体的にチェックしておきたい項目を挙げておこう。

[試験1カ月前]

▽試験までにやるべきことで優先順位が高いものは何か

▽試験のために今から習慣付けておいたほうがいいことは何か

▽万全な体調で試験に臨むためにしておくべきことは何か

[試験前日]

▽明日をベストコンディションで迎えるために、今何をしたらよいか

▽明日のために今できる準備は何か

[試験当日]

▽今日、力を発揮するためには何に注意すべきか

▽試験を成功させるために何をしたらよいか

また、「試験が終わったら何をしたいか」も考えておこう。リラックスが大事である。
本番まであと2カ月、体調を整えながら、ラストスパートしよう。