直前対策 論作文で他と差をつける その2 教師として執筆する

7月に入るといよいよ採用試験の本番である。前回に続いて、「論作文で他と差をつける」ポイントを紹介する。

教育時事の理解をしっかりと

教育時事については、知っているかどうかということがまず必ず問われる。調査結果などの場合、細かい数字はともかくとして、全体的な傾向や課題等についてはしっかりと理解しておくことが大切だ。

また、内容や背景だけではなく、専門家の論評などにも、代表的なものだけでよいから目を通しておきたい。識者はどうそれをとらえているか、またどのような課題や問題、疑問がもたれているか、といったような情報を押さえておくと幅のある論文を書くことができる。

自分なりの考えをまとめる

理解するといっても、ただ漫然と「そういうことか」といったような把握をするだけでは不十分だ。その課題について、論点を整理し、その課題について自分なりの考えをもつことが大切。 そして、論作文を書くときは、これまでの自分なりの体験、例えば教育実習や学校ボランティアなどの体験を踏まえ、その課題に対する自分なりの提言、自分が教師になったらこのような取り組みをしたいなどと具体策を述べることだ。自分なりの言葉でしっかりと語り、まとめたい。

論作文で読み手の心を動かすには

論作文の一つのポイントは、実践をどれくらいもっているか、また、その実践を課題にあわせて的確に論述の中に効果的に取り入れられたかということだ。書き手の体験と、その体験をどのように自分のものとして整理され、蓄積しているかが鍵である。直前の対策として、しっかりと自分の体験をまとめておこう。

採点官は、課題の要因、背景などについては十分に理解している。採点官が読みたいのは、どのように課題を受け止め、それに対してどのように対応していくかという点である。換言すれば、具体的な体験に基づかない論述は、採点官の心に響いてこないということだ。

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