いよいよ試験の本番迫る 残り1カ月で取り組むことは ラストスパートかけよう

教員採用試験本番までもう1カ月を切った。試験直前に取り組むべきこと、さらに不安を取り除いて試験当日に実力をきちんと発揮できるようにするにはどのようにしたらよいか、などにつき見てみよう。

教育時事には自分の考えを

筆記試験に関しては、不得意分野を克服することに力を入れる。1冊の問題集に絞って、繰り返し取り組むことも有効だ。時事問題の比率を高める自治体が多くなってきているので、十分な対策が必要だ。特に新しい学習指導要領については、必須である。

「教採試験における教育時事のキーワード」などをリンクしておいた。改めて自分で調べて確認しておこう。この程度は簡潔に解説ができ、そしてそれに対する自分の考え(実践するとしたら、どのように取り組むかなど)を述べることができるようにしておきたい。

実技は、短期間に集中的に練習するとよいだろう。小学校の体育や音楽の実技は、基本的な技術、正確さなどが求められる。中高校の実技は、基本的な技術に加え、応用が求められるので、そのつもりでの練習が必要である。

論作文は志望自治体に合わせて

受験する自治体の論作文試験の制限時間、制限字数に合わせて、繰り返し書く練習しよう。「字数1千字・制限時間1時間」なら、時間を計り、それに合わせて書いていく。

受験仲間で読み合うとともに、大学の教官、教育実習の指導教官、臨時採用で勤務している学校の先輩教師など多くの人に見てもらおう。本論で書く内容をあらかじめまとめておくとよい。

学習指導、生徒指導などいくつかのパターンにわけ、そこに盛り込みたい自分の体験などをまとめておくと本番で便利だ。

面接は仲間と練習、練習、また練習

面接も受験する自治体の面接試験方法に合わせての練習が効果的。個人面接だけではなく、集団討論、場面指導、模擬授業など、実際の試験で行われる面接スタイルでの練習を繰り返したい。

受験仲間と協力しての練習が最も効果的だ。受験者、面接官、そして客観的に見る第三者の役割分担をして取り組み、受験者の回答、態度で気になった点は遠慮せずにどんどんアドバイスしていこう。

面接はとにかく練習しかない。「1カ月前は1日10時間ぐらい面接練習をした」という話も聞く。繰り返し取り組もう。

最終チェックとしては、マナーを重視したい。入室してから着席するまでの面接マナーが重要だ。ドアを開けた時の姿勢、入室時の目線(面接官に向ける)、入室後立ち姿、お辞儀の仕方、歩くときの歩幅と歩く姿(前傾、猫背、ふらつき、引きずりなどないか)、着席前のあいさつ、椅子のすわり方、座っているときの足の位置などをチェックしよう。これらがきちんとできるだけで面接の高得点が期待できる。

出願書類の内容を再確認する

出願書類に記載した事項の最終チェックも忘れてはいけない。記載事項については面接で必ず聞かれると思ってよい。志望動機、特技・資格、卒論のテーマ、学生時代にがんばったこと、ボランティア体験から得たもの、教育実習で得たもの、自己PRなどエントリーシートに記載した内容について質問された場合、すぐに答えられるようにしておくことが大事だ。

記載した内容と矛盾したことを言わないように、しっかりと読み直す。

最も重要なことは、心身ともベストコンディションで試験当日を迎えることである。あと1カ月ちょっとである。体調に気をつけてラストスパートをかけよう。