面接の○回答×回答 (136)海や山の特性を踏まえた回答を

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学校では夏休みを利用して夏季施設を開設します。主なものを挙げ、その意義や留意点について考えを述べてください。

○回答

夏季施設の主たるものは臨海学校と林間学校です。

臨海学校は海が学習の場であることから参加者一人一人がきまりを守り安全に過ごす、海という大自然の懐で健康な心身をつくる、集団行動を通して規律、協同、友愛、奉仕の精神を養う、臨海学校の体験を通じて仲間との絆を強め思い出をつくるなどが意義(目的)であり留意点であるとも考えます。

また、林間学校の意義(目的)は大自然に親しみ、心を豊かにすることだと考えます。野山を歩き、木や草花に触れ、野鳥や昆虫などの生物を観察する中でいろいろな生き物の不思議に触れ、命の大切さを知ることだと考えます。児童生徒が共通の日課で共同生活を送り、健康な心と体づくりを目指すものです。

[コメント]

夏季施設の最も伝統的、一般的ともいえる臨海学校、林間学校を取り上げましたね。仲間同士が同じ体験をして共に学び合う絶好の機会であると言えます。夏季施設は教師の万全な安全管理と十分な教育的配慮の下、児童が主体的に活動し人としての在り方、「生きる力」を培う良い機会なのです。

×回答

夏季施設を開設している学校の多くは、海か山をその場にしています。

例えば、小学校5年生では海を、6年生は山でと学年を変えて実施しています。いずれも自然の中で仲間同士が寝食を共にして集団生活の仕方、集団の中の一員としての自分の在り方を学習します。このことが意義と言えます。

集団生活で大事なことは他の人の気持ちを思いやり、大切にする心です。集団生活における約束や規則は、人との関わりを滑らかにして良好にするための工夫です。言葉遣いや食事の作法、入浴のマナーなどにも留意し、互いに気遣うようにします。

夏季施設は互いを知り仲良くして助け合う協力、責任の大切さを知る絶好の機会であると考えます。

[コメント]

夏季施設を開設している学校の多くは海か山(林間)であるとして、その意義を総括的に述べています。最近、安全面から山(林間)の学校、野外活動中心の学校もあるので仕方ないところもありますが、少なくとも海(臨海)と山(林間)それぞれの特性を踏まえた意義、留意点を述べてもらったら良かったと思います。

アドバイザー・宮澤義一 元東京都公立学校長