面接の○回答×回答 (140)1日24時間をコントロール

eye-catch_1024-768_tukada-miyazawa
テーマ

教員の勤務時間が問題となっています。勤務時間についてのあなたの考えと問題の対応策を述べてください。

○回答

教員の勤務時間とは教員が任命権者の指揮監督の下、職務専念を義務付けられる時間のことで、教員の職務は校務の遂行であると考えます。

「校務」の内、中心となるのは児童生徒の教育です。その他、教務、児童生徒の指導、事務、非常災害時における業務など学校全体の仕事が含まれます。すなわち教育課程に基づく学習指導、学校の施設設備、教材・教具の管理、文書作成、処理、保護者との連携など極めて多様です。

教育の営みは教師の力量と主体性に大きく左右されます。児童生徒に最高の教育を提供するためには、1日24時間をタイムコントロールする力が必要です。

勤務時間の問題は、働き方改革の流れの中で教員の勤務形態、労働時間が注目され話題化したものだと考えます。勤務時間の長短は経験によっても違いがあるので、先輩教師のノウハウを継承し、公務員としての意識改革などを対応策に考えています。

[コメント]

教員の勤務時間の捉え方が的確です。教員の働き方を巡っては、中教審特別部会で議論されています。

児童生徒に最高の教育を提供するために、1日24時間をタイムコントロールできる力を付けるという考え方にも共感します。

教員には、①学習指導②生活指導③外部との連携折衝力④校務における企画・立案の力、円滑に校務を遂行する力―などが求められます。

×回答

労働者の長時間労働に関連してさまざまな職種で働き方改革が話題になっています。それに伴い、教員の勤務時間はかなり長いのではないかという問題提起がされたものと考えます。教員の勤務時間とは、学校で公務に携わっている時間と捉えています。

午前7時に出勤して児童を迎える教室の環境チェック、教科指導、給食の指導、業間時における児童との触れ合いの時間、児童が下校後の教材研究、翌日の準備等で午後7時から午後8時退勤が日常です。

しかし、教員には月額給与の4%を基準として手当が支給される代わりに時間外勤務手当や休日出勤の手当てを支給しないと定めた教育職員の給与等に関する特別措置法(給特法)があります。

それ故に勤務時間の終始時刻を踏まえながらも時間を超えて勤務することは当然であると考えます。教員の勤務形態の特殊性に鑑みた給特法は校務の充実に極めて有意義だと考えます。

[コメント]

教員の教育に対する熱意と意欲を前提とした考え、給特法を逆手に捉えているようにも思われます。

一人一人の児童を常に主役として輝かせるためには四六時中児童のことを考えながらも自分の生活を大事にして心身共に充実させることが大事です。

なぜ教員の勤務時間と長時間労働が問題となっているのか考え、児童にとって最良の具体策を希求することが大事です。

アドバイザー・宮澤義一 元東京都公立学校長

特集