面接はトレーニングが大事 二人で面接練習して自信を

面接はトレーニングが大事――。面接試験対策で最も重要なのは、日々トレーニングを繰り返すことである。質問に慣れる、回答を考えることに慣れる、回答の仕方に慣れる…、トレーニングで面接に慣れてしまうことを目指そう。

対話が弾むように取り組もう
○練習は役割をきちんと果たすこと

面接に際して最も心配なことは「緊張」であろう。面接ではどうしても緊張するもの。すっかりあがってしまい上手に話せなかった、自分の話したいことを全く話せなかった、という受験者も少なくない。

自信を持って面接に臨めば、あがることもなくなる。自信をつけるためにはどのような準備、練習をしたらよいか。

面接トレーニングは、同じ教員志望者とコンビを組むなどして取り組むと効果的だ。練習のときから本番と思い、ポイントを押さえて練習するとよい。主なポイントは次の通り。

〇ポイント1=受験者、面接官の役割をきちんと把握して行う

面接官役を担当するときに、しっかりと受験者の目の動き、話し方、声の出し方、声の響きやイントネーション、首の傾け方や、癖などをしっかり見るようにする。すると、どのようなことが面接官に好印象を与えるかが分かるようになってくる。感じがいいと思ったことは、メモをするなどして覚えておき受験者役に漏れなく伝えたい。自分が気付かなかった好感度部分を知ることができ、これは「自信」につながる。

〇ポイント2=欠点もきちんと伝える

相手の欠点が分かったら、きちんと伝えよう。欠点は直せばよいのである。二人で交互に役割を入れ替え面接試験の練習をして気付いた点はどんどん伝えよう。

〇ポイント3=自己分析を行い、予想質問に答える

面接の練習の前提として自己理解、自己分析することが必要。いろいろな自己分析法があるが、自己分析と同時に他人はそんな自分をどのように見ているのかを考えることも大切。前述の面接練習はその意味でも重要だ。相手の指摘をよく聞くようにしよう。

エントリーのときに自己アピール文の提出を求める自治体も少なくない。面接のための準備のポイント、回答を考えておきたい想定質問の基本的なものを別表に示しておく。

採用試験は、教員としての資質があるかどうかを評価するために行われるのであるから、自分の資質・能力を示す際、それらが教員という仕事にいかに適しているかを相手に分かりやすく説明しなくてはならない。それを、自分の経験や成果を元に述べていくことが大切だ。教員になるということを前提にした上で、自己分析をしなくてはならない。

これらの対応が事前にできていれば、面接時に慌てることもなく、自信を持って臨むことができるだろう。

〇ポイント4=話を弾ませる努力をしよう

自分は話し上手ではないと思い込んでいる場合もあるだろう。「どうも自分は話を続けることができない」「話が途切れてしまう」ということから、面接に不安を感じている。

確かに「あなたの得意な教科は」と聞かれて、「算数です」で終わってしまったら面接官に好印象を残すことはできない。最近の若者は人の話をよく聞かないので会話が長く続かない、という指摘もある。

継続的な社会人会話、言葉のキャッチボールは急にできないので、対策が必要である。人との対話の中で疑問点を見付け、それを尋ねて答えを引き出す、という練習をしたい。それを繰り返す中で対話のコツがつかめてくるだろう。

〇ポイント5=本番の服装で練習する

服装についても、不安を感じている場合も多い。特に学生はスーツを着慣れていない。だから、時々本番用のスーツを着て練習すればよい。相手に自分の服装が似合っているかなどビジュアル面についても意見をもらう。服装を含めたビジュアル面は確かに大事。自信のある態度ほどアピール度が強い。実際には面接官の視線は、受験者の表情に集中していることが多い。何を着ていたかはあまり記憶に残らない。だから、服装は標準であればよいと考えよう。

面接準備―10の「ここが大事」

▽教師や大学の教官など、できるだけ年上の大人と話すようにして、年上の人と無理なく話せるようにする。

▽自分の性格、興味・関心、特徴、教職観、職業観、人生観などをまとめ、簡潔に話せるようにする。自分の長所、特徴を短時間でアピールできるようにまとめる。

▽教職への志望動機を簡潔に、分かりやすく話せるようにする。エピソードを用意する。

▽学生時代に打ち込んだこと、特に精神的、身体的な成長につながったことをまとめておく。

▽打ち込んだことなどが特にない場合は、どのような学生時代を過ごしたのかをまとめ、正直に話せるようにする。

▽受験仲間と敬語の使い方の練習を日頃から行う。特に、学生言葉を矯正する。

▽教員になるためにどのような努力をしてきたのか、また、どのような教員になりたいのか、まとめておく。

▽面接は人物評価である。自分をアピールできるようにする。

▽志望動機、自分の人となり・考え方、多様なエピソードなどはうそのない回答を用意する。

▽とにかく、万全の体調で試験に臨めるよう、体調管理を行う。