着任前の準備と心構え その1 初めての出会いの前に

教員生活のスタートは4月1日の辞令伝達に始まる。そのときのことを考えると今から緊張するのではないだろうか。職員会議、入学式準備、始業式、入学式、学級開き、保護者会、週計画の作成、教材研究など、教員としての一連の取り組みが始まっていく。

当然、分からないことが多いだけではなく、初任研などもあり多忙な生活となる。そこで、少しでも円滑な教員生活がスタートできるよう、準備と心構えのポイントを紹介する。

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教員にとって子供たちとの出会いは、一生忘れられないものとなる。始業式、入学式を迎えると、子供たちとの出会いの日がやってくる。おそらく大変緊張することだろう。

学校長から全員の前で紹介され、式の終了後には、子供たちの前に立つことになる。子供たちに向かっての第一声を発する瞬間だ。まず自己紹介から始める。あまり長々と話さない方がいいだろう。この日から子供たちとの関わりが始まるので、おいおい紹介していく方が受け止められやすい。学級担任であれば、自分が子供たちとどのような学級をつくっていくか、抱負を伝えたい。

後日行われる保護者会でも同様であるが、しっかりと教育観なり、信念なりを短めに伝えることが自己紹介より大切である。初任者なのは事実であるが、子供たちにとっては、特に小学校の子供たちには、先輩教員と同じように自分たちの「担任の先生」である。子供たちは敏感に教師の姿勢や態度を読み取る力を持っている。堂々と自信を持って、語りたい。信頼の始まりでもある。

多くの学校では、程なく保護者会も開かれる。この日は保護者との初めての出会いである。

大切なのは、自分は初任者ではあるけれど、子供たちにとっては「担任の先生」であるという意識を持って臨むことだ。学級経営について、子供たちとの関わりについてしっかりと自分の思いを伝えていくことが必要である。

そのためには、自己紹介のあいさつ、語るべき教育観、学級経営の方針などを考えておく。同学年の教員や管理職からアドバイスをもらうとよい。特に保護者会の前には、臨む姿勢について話を聞いておこう。