着任前の準備と心構え その2 地域を知り、教師の学ぶ姿に触れる

最初の赴任校が決まったら事前に学区域を歩いてみよう。学校は地域と共に存在している。子供たちは毎日そこで生活し育っている。そんな地域のさまざまな実態、環境を知ることは、着任後の教育活動に役立つし、教員生活の円滑なスタートに寄与するだろう。

最寄りの駅から学校まで歩いてみる。どのような商店街、住宅街なのか。どんな公園があって、子供たちはどんな遊びをしているか。交通状況はどうか、危ない交差点はないか、交番はどこにあるか、など安全に関わる状況、施設設備もチェックしたい。

できれば、時間帯や曜日を変えて複数回訪れたい。日曜、休日の街の様子は、ウイークデーとどう違うか。放課後に塾に通う子供通う子供はどれくらいいるのか。知っておきたいことはたくさんある。公園では、子供たちの会話にも耳を傾けたい。

このような準備をすれば、学級の子供たちと話す際の話題も増えて、円滑な関係性を築ける。子供たち、保護者にも親近感を持ってもらえるだろう。

年度末や春休みには、教員を対象とした研究会が開かれる。ここに参加して教師の実践研究の場を味わってもらいたい。各教科をはじめ、カウンセリングなど問題行動への対応、ITやAIの導入など最先端の授業の在り方などを知っておく。

内容を学ぶだけではなく、現役の教師たちが最新の知見を学び、自らの資質能力の向上に努める姿に触れておくとよいだろう。教師には研修が義務付けられている。研修と修養である。その研修に励む、「学ぶ教師の姿」と接しておくことはとても重要である。

自治体や学校によっては、事前研修的な意味合いで3月に来校させて卒業式の手伝いなどをさせるケースもある。貴重な機会なので、積極的に参加して、最初の赴任校の様子を事前に把握しておこう。