着任前の準備と心構え その3 着任校が決まったら教育計画を学ぶ

着任校が決まったら、次のことに取り組もう。

教育計画をもらって、じっくりと読もう。新年度のものがまだできていない場合は、前年度のものでもよい。

教育計画には、教育目標、基本方針、指導の重点、特色ある教育活動、学校経営方針、運営組織、年間行事予定、学校の決まりなどが記されている。着任校の全体の様子や年間の流れをつかめる。

また、学校要覧をもらったり、ホームページに目を通したりして、学校規模や学区域などの概要を押さえておくとよい。

可能であれば、学校の様子を肌で感じる機会をつくりたい。実際に着任校に行って、手伝いのボランティアを申し出てみよう。無理なら、学校を外から眺めるだけでも良いし、前回述べたように学区域を歩いてみよう。

時間をとって、採用試験のために学んだことを一通り復習しておくとよい。現場に入ってからは忙しく、その余裕がなくなる。試験で学んだ内容は、教員生活の基礎となるので、しっかりと覚えておきたい。

特に、教育関係法令を改めて学ぶとよいだろう。教員は教育公務員として、法令に身分を保障されるが、制約を受けることにもなる。関係する法令を見直しておこう。

不得意分野を克服しておきたい。小学校であれば不得意な教科、中学校であれば不得意な領域をぜひ克服して、指導に不安のないようにしておこう。

また、評価について改めて勉強しておきたい。3学期制の学校であれば、着任後3カ月で通知表を作成しなくてはならなくなる。通知表の評価・評定や所見の記入の仕方などは大学の授業だけでは、どうも不十分なようである。評価の基礎知識と方法、評価のための材料の集め方を今から勉強しておこう。教師の感情や思い込みで評価しているのではなく、根拠に基づいていることをきちんと説明できるようにしたい。

次期学習指導要領における評価については、今年1月に中教審初等中等教育分科会教育課程部会が「児童生徒の学習評価の在り方について(報告)」を出している。学習評価の改善の基本的な方向性などを示している。このような新しい流れにも注目しておくとよい。報告は文科省サイトで閲覧できる。