面接の○回答×回答(143) 教育課題には対策を示す

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今の教育課題で気になっていることを一つ挙げるとしたら何ですか。また、その対応についても述べなさい。

○回答

◯はい、「いじめの問題」です。いじめが減らないだけでなく、残念なのは問題が大きくなるまで学校の対応が後手になっていることです。

そこで学校の対応について「見逃さない目」「支え合う学級づくり」「抱え込まない取り組み」の3点の策を述べます。

一つ目は自分の「見逃さない目」を鍛えます。軽微ないじめも見逃さないための記録カード作成です。「オヤ? アレ?」と思ったことは見逃さず観察・指導し、個別のカードに記録します。

二つ目は学級の雰囲気づくりです。学級の触れ合い、支え合いの場を大事にし、個々の子供の良さを認め合えるようにします。相談しやすい環境をつくり、子供を守ります。

三つ目は1人で抱え込まず、学年主任や生活指導主任に相談し、早期に対応します。

[コメント]

◯いくつかの教育課題について、その理由と対応策を整理します。これは面接だけでなく、これからの学級や教科経営にも役立ちます。

まず、文科省や受験する地区教育委員会のホームページを参考にします。次に、自分の表現で説明できるようにします。

この回答のように、対応策を三つぐらいにまとめて考えを組み立てます。

×回答

×「いじめの問題」です。いじめは私も経験しました。大人の社会にもあります。いじめをなくすには、子供に強い心を育てておかなくてはなりません。私は体育科専攻なので体育や体力づくりの活動を通して精神力も鍛えていきます。また、いじめはいじめる側にもいじめられる側にも問題があります。解決は難しいですが、家庭の協力を得て気長に取り組んでいきます。

[コメント]

×取り上げた課題についての理由とその対応について述べなくてはいけません。表面をなでただけの回答です。「いじめ」に対する認識の甘さが、対策に対する視点のズレとなって出ています。

なぜ、社会で緊急の課題と叫ばれているのか。学校の問題は何なのか。ぜひ、考えを練り直してください。このような考えの人には子供の指導を任せておけません。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長