学級担任って大変なの?(1)新年度の前から始まる

働き方改革が進められるなど、教師の仕事の在り方が注目されている。特に学級担任は大変ではあるが、教師として最もやりがいのある仕事でもある。教員志望者に学級担任の実際を紹介する。


■担任はよくあいさつする

学級担任は、よくあいさつをする。「3年2組の学級担任○○先生」。長い教員人生において何回もこのように呼ばれ、紹介される。それだけにあいさつする機会も多いのだ。

教職員の前でのあいさつをはじめ、全校児童生徒の前で、学級の児童生徒の前で、地域を回る際、保護者会など、いろいろなシチュエーションであいさつが必要になる。その時々に合わせて自己紹介もしなくてはならない。自分はどのような人間であるか、簡潔に説明できると印象もよくなるので、自己紹介を考えておくとよい。

■学級開きに向けて多くの準備がある

4月の新学期からは、学級担任としての多くの仕事が待っている。それ以前の学級開きの前ですら、いくつかの大事な仕事がある。

担任となる学年の雰囲気、児童生徒の様子など事前に把握しておくことが求められる。前担任がいれば引き継ぎがある。できれば、どのような保護者がいるのか、聞いておくとよい。前年度の課題が分かれば、指導がしやすくなる。

学級の一人一人の名前をできるだけ事前に覚える。教室の座席をどうするか、委員会活動や係活動をどうするか、教科の最初の授業をどう指導するか、これらを考えておかなくてはならない。

新年度スタート時の学級開きに重要な指導場面について表にまとめておいた。参考にしてほしい。

■優先順位を付ける

新年度が始まれば、多くの事務処理が待っている。学級名簿や緊急連絡網の作成、集金の処理、学級だより(学年だより)の発行など多様な仕事があり、どんどんこなしていく処理能力が必要だ。

学級経営案や週案の作成、教室環境の整備などもある。なるべくならその日の仕事はその日に終わらせる習慣を付けていきたい。そうでないと、全体の処理が少しずつ遅れてきてしまい、自分の学級だけではなく、学年全体、さらには、学校全体にも影響してしまう場合がある。

これらの学級事務を効率的にこなしていくためには、時間を有効に活用する術を身に付けることが大切である。それには、仕事の優先順位をつけていく必要があるのだが、これが意外と難しい。学校全体における校務分掌と学級事務の進行については、どちらを優先するか、その時々によって異なる。この考え方が大変難しい。