学級担任って大変なの?(4)保護者とは連絡を密にする

「保護者と話すのが、どうも苦手」「保護者会が近づくと憂鬱(ゆううつ)になる」という若手教員が少なくない。保護者から学校への過度な要求などもあり、社会人経験の浅い若手教員が、このように感じるのも仕方がない面もある。

だが、学級担任であれば、保護者としっかりコミュニケーションがとれなくてはならない。日々の教育実践を実りあるものにするためには、必須である。

保護者は、学校でのわが子の様子を知りたがっている、ということをまずしっかりと認識しよう。「勉強はちゃんとできているかな」「友達とはうまくやっているのかな」「先生とちゃんと話ができているかな」など、保護者はとても知りたいのである。それを上手に伝えるのも学級担任の重要な仕事だ。これが普段からできていると保護者とのトラブルや苦情を回避できる可能性が高い。

最近は、保護者とのコミュニケーションを円滑にすることが学習指導と同じほど重要になってきているといってもよいだろう。

それには、子供の様子をよく見ることが大事だ。「上手に伝える」には、子供への愛情を持って事実を伝えなくてはならない。まず一人一人の良さをつかんでおきたい。最近何ができるようになったのか、興味を持っているのは何か、気付いたら普段からメモしておこう。保護者と会ったら、まずそれを伝えよう。話がぐっと親密に穏やかに進められるようになるだろう。

普段から子供の様子をよく観察しておく。保護者からの問い合わせがあったときに、何について言われているのか気付けるようにしたい。

子供たちと遊んだり、給食時に一緒に食べながら話したり、掃除をしながら声を掛けたりして情報を集めておく。黙っていてもそばに寄ってくる子についてはよく分かるが、うっかり1日声を掛けられなかった子がいることもある。座席チェック表などを活用して振り返ってみるとよい。

「担任から連絡があるのは、何かがあったとき」では困る。普段から連絡を密に取るようにしたい。子供が欠席した日に電話で様子を尋ねたり、連絡帳を活用してさりげなく様子を伝えたり、学年便りなどで全体の様子を伝えたりするのが大事。さまざまな手段でコミュニケーションを図っていこう。