学級担任って大変なの?(5)保護者とは連絡を密にする2

「社会人と社会人」の対応で

前回に続いて、保護者とのコミュニケーションの在り方について見てみよう。特に話し方などテクニカルな面に焦点を当てる。

一般の企業の場合、入社すると徹底的に話し方や言葉遣いが仕込まれる。最初は、ひたすら電話を取ったり、あいさつの基本を学んだりもする。

教員は初任研で教科指導や生徒指導については教えてもらえるが、話し方などは少ない。普段は子供と話すことが多いので、話し方が粗くなっていないか注意したい。

保護者と話すときの基本は、「社会人と社会人の話し方」である。何よりも「相手(保護者)に対する気配り、敬い」「教員も保護者も、協力して子供を育てていくという気持ち」を持ちたい。

印象のよい話し方を学ぼう

具体的に、学級担任として話し方で留意したい主な点は次の通り。

・学生言葉はやめる。

・呼び方に注意し、自分は「わたくし」、相手は「○□さん」と呼ぶ。

・相手が聞きやすい話し方をする。具体的には、口の開け方に注意して、一言ずつはっきり話す。また、語尾をはっきりさせる。

・返事は明るく、はっきりとする。

言い換えると印象がよくなる言葉遣いがある。「すみません→申し訳ございません、失礼しました」「ご苦労さま→お疲れさま」「『どうも』で終わらず→ありがとうございました(最後まで言い切る)」などだ。

また、「存じません」「かしこまりました」「さようでございますか」「承りました」などがすらっと出てくると印象が上がる。印象のよい話し方をするためには、普段から明瞭な発音ができているかをチェックするとよい。

もちろん、敬語も基本的な尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い方くらいは再確認したい。

保護者とのコミュニケーションは欠席の連絡など電話で行われることが多い。クレームの多くも電話から始まる。保護者とのやり取りを想定した「電話でのコミュニケーションの基本」を表にまとめておいた。電話の応対で保護者の学校への印象が決まると考えたい。