学級担任って大変なの?(6)保護者とは連絡を密にする3

保護者とのコミュニケーションの3回目は、保護者に学校に来てもらい、子供たちの様子を直接見てもらう行事を取り上げる。

まずは、授業参観。教師と学級の子供たちの関係が一目で分かる行事だ。この日のためだけに特別なことはあまりしない、という考えもあるが、授業に自信のない初任者なら保護者の信頼を得るために、少々工夫をしたほうがよいだろう。

「子供たちが進んで活動する場」をつくりたい。授業参観で保護者はわが子の様子を見にきている。そこで、「自分の子供が進んで活動している」と感じさせるため、全員が積極的に活動する場を用意する。「グラフの読み取りについて全員発表をする」「ある考えに賛成か反対か、マグネットを貼って示す」などである。

このほか、次のことにも留意する。

▽子供たちの「学習の構え」はできているか。

▽教師と子供たちの言葉遣いが丁寧なものになっているか。

▽子供たちにとって分かりやすく、生き生きと活躍できる課題が提示されているか。

▽板書や掲示物は整っているか。

▽教師が子供一人一人を大切にしているのが分かるようになっているか。

▽「わかった」「できた」という喜びがある授業となっているか。

次いで、運動会、学芸会などの大きな行事。これらは保護者も楽しみにしていると言ってよい。子供の多くは練習の様子を保護者に伝えており、そのことにより保護者の期待も高まるからである。しっかりとした指導計画を立て、毎時間の練習が充実したものとなるよう指導していきたい。

行事の成功は、子供たちを大きく育てるとともに、保護者の信頼を得られるよい機会である。なるべくなら、教師も一緒に楽しむことができるようになるとよいだろう。

他の留意点を挙げておく。

▽子供たちが見通しをもって練習に取り組めるようにする。

▽集団でつくり上げる喜びを感じさせたい。一生懸命な姿を見つけ、多く褒める。

▽終了時には、協力してつくり上げたことを称賛する。

このほか、各教科、総合的な学習の時間には、単元の終末が発表型になるものがある。「学習成果発表会」などとして保護者には事前に知らせる。子供たちががんばって取り組んだ成果を見てもらう機会にする。生き生きと活動する子供たちの姿を見る機会が多いほど、保護者の理解が得られる。

行事は、学校全体や学年全体で取り組むものも多いが、基本は学級にある。担任は取り組み方次第で保護者との信頼関係が深まる。