面接の○回答×回答 (147)子供の立場に立ち、早期発見早期指導

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あなたの学級に休み時間にポツンと一人でいる子がいます。どのように対応しますか。

○回答

まず、その子が送っていたサインに気付けなかったことを反省し、その子にそれを伝えて話を聴きます。友達や保護者からも友達関係について聴きます。次に、その後も行動観察をしながら声掛けを続け、仲間に入れるように支援します。

また、私が授業以外でも子供たちと触れ合う時間をつくる努力をします。学級の人間関係を見直して仲間意識を高める指導に生かしていきます。

さらに、これらの情報を初任者指導担当や養護教諭や、スクールカウンセラーにも報告して、指導と協力を得ます。

[コメント]

この回答者は、子供に寄り添い子供を見る目を磨いていこうとしています。教師としての大切な姿勢です。この人の人間性が評価されます。

学級にはこの問題のように心の居場所を失いかけている子がいます。それには早期発見、早期指導が基本です。担任が一人で悩まず、周りの教師に相談して指導を受けながら、解決に向かっていくことが大切です。

また、学級への所属意識を高める方策も解決のポイントです。

×回答

このような場面を発見次第、学級の子供たちの遊びの仲間に入るよう校庭に連れていきます。また、グループの子供たちにもその子に声を掛けて、誘うように仕向けます。みんなで仲良く遊べるように学級全体の指導もします。

仲間に入れないでいるのは本人にも原因があると考えられるので、それを探るため保護者の話も聞きます。

教育相談の必要がある場合は、養護教諭やスクールカウンセラーとも相談して、協力してもらいます。

[コメント]

教師の力で遊びの仲間に押し込むことで解決できると考えた安易な解答です。もっと子供の立場になって考えなくてはいけません。

本人と他の子供たちにどのような指導をしたら、本人が立ち直り他の子供たちにも仲間意識が育っていくのかを考えて対応しなくてはなりません。

ここでは子供を温かく見守り、一人一人に目を配ることを念頭に置いた回答が求められます。そういった姿勢がうかがえると面接官の胸にも響くものになります。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長