いじめ、不登校への対策 面接、論作文でどう述べる

学級担任の立場で考えよう

いじめ、不登校はいうまでもなく、学校教育現場において喫緊の課題であり、問題行動に関する事件への社会の関心も高い。当然、これら問題行動については、教員採用試験でも面接や論作文などで取り上げられることが多く、その概要を学ぶとともに、自分自身の考えをしっかりまとめておく必要がある。

関連の情報や定義などを押さえる

いじめについては、防止や早期発見でどのような対策をとるのか、いじめの積極的な認知、それに伴う数値的データなど押さえておくべきポイントは少なくない。

2013年に「いじめ防止対策推進法」が制定・施行された。

各校において「学校いじめ防止基本方針」の策定が義務付けられたが、依然としていじめの課題は多く、方針の見直し、ガイドラインの策定が検討された。

17年3月に文科省は、「いじめの防止等のための基本的な方針」の改定、および「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」を策定をした。改定した方針では、いじめ防止への意識改革、組織的な協力体制を打ち出している。

不登校児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるため年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」をいう。

主な原因としては、次の3点が考えられる。

・学校生活=友人や教師との人間関係。勉強

・家庭生活=家庭環境、保護者や家族との関係

・本人の問題

実践の話に早く入る

面接や論作文において、いじめや不登校について問われた際の回答のポイントは、「自分が学級担任などであった場合、どのように考え、どのような対応をするか」を示すことである。

背景などを解説したり、今の社会状況や学校教育の現状を憂えたりする必要はない。その状況から、具体的な指導を考えられるかどうかが採点のポイントであると捉えよう。

したがって、具体的な実践の話にできるだけ早く入ることが重要である。

「いじめられていることを日記に書いた子供がいる。学級担任としてどのように対応するか」「いじめを発見したときに、最初にどのような対応を取るか」などについて、このような取り組みを行ってみたい、と情熱を持って伝えることが重要である。

その取り組みを考える基礎的な資料として、最近の問題行動の傾向を知り、文科省ではどのような方針を打ち出しているかを押さえておく必要がある。

別表に問題行動の押さえておくべき主要データと、面接や論作文における問題行動に関する予想質問を示した。目を通して、自分なりの答えを考えておこう。