面接の○回答×回答 (148)2学期が始まる前の心構えと準備は

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8月下旬、2学期開始まであと1週間になりました。この時期に学級担任として準備すべきことは何だと思いますか。あなたの考えを教えてください。

○回答

夏季休業中、子供たちは水泳教室などで学校に来ることはあっても、ほぼ長期間学校を離れていたことになります。学校開始を待ち望んでいる子もいれば、多少の抵抗感を抱く子もいるでしょう。どの子も「学校が始まってよかった」と実感できるような環境づくりが大事であると考えます。

そのために、まず学習環境の整備に努めます。教室をはじめ校舎内外を清掃して美化を図ります。子供たちと一緒に行う清掃活動も教育的に大事ですが、学校職員による環境整備は不可欠です。

また、教室の机・椅子、校庭の遊具や体育館施設などの安全点検、教室の学級担任用の事務机やその周辺の不要な物の整理整頓など、環境整備を図ります。子供たちが夏季休業中に取り組んだ自由研究や作品の展示スペースなども用意して頑張りを認め意欲につなげます。

[コメント]

8月は、子供たちは長期休業中ですが、教師は勤務や研修、休暇の有効活用などをして過ごします。

さて、あなたの回答からは学級担任としての適切な心構えを感じます。2学期開始を前に、さまざまな思いを持つ子供たちに「学校が始まってよかった」と言われるような環境整備を進めたいとのこと、優れた着眼点です。

清掃を行き届かせ、施設設備の安全を確認し、さらに不要な物は整理して落ち着いた学びの場を確保しようとする、教師としての信念と意欲を感じます。

×回答

学校は学びの場として最良の環境であることが常に求められます。2学期を迎えるまでにあと1週間という時期、教師がしなければならない準備はこの環境づくりであると考えます。

最良かつ充実した環境づくりの核となるのはやはり人です。指導力を持つ教師です。子供たち一人一人を思い浮かべて教材研究に努め良い授業を目指す教師です。子供たちは学校プール、学習教室、林間・臨海学園などへの参加はあっても、学校の授業からは遠ざかっていました。

学期初め、学校生活に適応するには個人差があり1週目が大事です。どの子も意欲を持って主体的に学習に取り組めるように心掛けます。そして、一人一人の側に立ち、確かな教材研究に裏打ちされた授業に臨むことができるように準備を進めます。

[コメント]

学校は学舎として最良であるべき、その要は人(教師)にあり――というのはいいですね。しかし、それは学校が始まる1週間前に限ったことではありません。常に配慮すべきです。

また、2学期が始まる前の準備としては焦点を絞りすぎました。長く学校から離れていた子供たちには、速やかに学校の教育活動に適応してもらうことが大事です。学びの場として最良の環境づくりについての手だてを述べてほしかったです。

アドバイザー・宮澤義一 元東京都公立学校長