学級担任って大変なの?(10)充実の2学期とするために

暦は10月になり、2学期が始まってひと月がたった。2学期は学年で一番長い学期である。運動会、学芸会、文化祭など行事も多く、校内研究などもまとめに向け、深めていかなくてはならない。充実の学期とも言われ、若手教員は子供と共に成長していくことが求められる。

初任者研修をはじめ、1学期から夏季休業中にかけてさまざまな研修に取り組んできたであろう。これらの研修を通して磨かれた資質・能力を実際の教育の場で生かせるかどうかは、2学期の授業実践にかかっていると言われている。率先して授業研究に取り組みたい。自己の授業を絶えず振り返り、次につなげられるよう工夫することが、教師力の発展に直結していくのである。

夏季休業中は1学期の実践の振り返りの上に立って、普段はなかなか時間をかけられないさまざまな教材や資料作りに励んだであろう。2学期になってからも先輩教員に指導を受けるなどして、これまで以上に努力していることと思う。

実際にそれらを授業などで活用するに当たってはいま一度、学習の目標などに照らし合わせて整理しておく必要がある。ポイントとしては、例えば、社会科であれば、作成した学習資料について内容の正誤の点検はもとより、子供たちの興味関心を高めるものとなっているか、学習を発展させていく上で効果的な内容であるか、いつ、どのような方法で提示するとより一層効果的なものとなるか、など、学習の計画に合わせて検討するとよい。

また、理科の実験に関する教材は、事前に予備的な授業を行ってチェックする必要がある。子供たちの発達段階への適合性をはじめ、作成したものの構造に不具合はないか、不具合が生じたときの代替はあるのか、安全性は確保されているのかなど時間をかけての精査が求められる。

時期は少々ずれてしまったが、子供たちが夏休みに取り組んだ作品の取り扱いについても留意したい。作品のどこかに、もしくは付箋やカード、シールなどを活用して必ずコメントを添えてあげよう。今後の学習への意欲付けにもつながるし、学級経営の上でも大切である。それもできるだけ早いうちがいい。